VELTEX

VELTEX SPORT ENTERPRISE

新生VELTEX、始動。

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約 1 分

心に刻め、頂上へ!

2018年9月6日。
この日、静岡のスポーツシーンにおいて歴史に残る瞬間が刻まれた。
男子バスケットボール県社会人リーグ3部に所属する「静岡エスアカデミア・スポーツクラブ」が新クラブ発足式を行い、クラブのスポンサーであり、R&0フードカンパニー取締役で、新運営会社「VELTEXスポーツエンタープライズ」のCMOも兼ねる、松永康太氏が登壇、一般公募により選ばれた新チーム名を発表した。

松永さん
「7月中旬から1ヶ月間の公募をし、全国各地の皆さまから、本当に数多くのアイデアをいただきました。
チーム名を決定するにあたり、最大の「判断基準」となったのは、まさに

「目指すべき場所はどこか?」

という問いです。

Bリーグ参入、B1リーグ昇格、それは、私たちが目指す場所ではありません。
私たちが目指すのは、あくまでBリーグのトップ。
日本の、そして感動の頂点!なのです。」

そして応募数298件の頂点として選ばれたチーム名は、

VELTEX 静岡!!

日本語で「頂点、頂上、山頂」を意味する「ヴェルテックス」。

チームエンブレムは
「言わずと知れた静岡の誇り、日本一の山である富士山と、興奮が頂点に達する”スウィッシュゴール”の、もっとも美しく、もっとも感動する瞬間をかけあわせたもので、我々の新しいアイデンティティとなります。」(松永CMO)

スポーツがもたらすワクワクを、街ぐるみで。

松永さんは、なおも続ける。

「頂上を意味する「VELTEX」を名前に冠し、私たちは誕生しました。
目指す頂きは、勝敗や順位だけではありません。

バッシュがコートを鳴らす
あの響き。

ボールがパツンッとネットを揺らす
あの快感。

フロアごと揺れるような
あの歓声。

感動の頂点を目指して、他人事ではなく、自分ごとで、VELTEX静岡を、これから一緒に盛り上げていきましょう!!」

さらに、新運営会社「VELTEXスポーツエンタープライズ」の事業内容も発表。

企業とコラボした商品開発や、スポーツ選手と企業とのマッチングサービス、スポーツに特化したフリーペーパー等の創刊、子供たちを対象にスポーツを軸にした多角的でグローバルな学習環境の提供など、多方面で展開していくことが伝えられると、会場の熱気も最高潮に高まっていた。

松永理事は「”スポーツで、日本一ワクワクする街へ。”を理念に掲げ、私たちは活動していきます!」と宣言して、スピーチを締めくくった。

また、来賓として出席した田辺信宏 静岡市長は式の冒頭に挨拶し、エールを送った。
「今日ここにご参集の皆さまは「歴史の目撃者」です。
今静岡市はオリパラを1つの起爆剤にして、「スポーツを通じた街づくり」を進めています。
スポーツにはたくさんの人を集める、交流人口の増加という経済効果があります。
そして何よりも子どもたちにとっての夢、3大人気チームスポーツといえばサッカーであり、バスケであり、野球です。
地元にレベルの高いプロスポーツチームがあると市民の心がひとつになる。
ぜひ今日を大きなスタートにして、めざせテッペン!まってろB1!を合言葉に、VELTEX静岡の応援をしていただければと思います。」

続いて、VELTEX静岡の生みの親で、特定非営利活動法人静岡エスアカデミアスポーツクラブ山崎俊昌代表理事が、これまでの経緯や、新クラブチームについての想いを語った。

「Bリーグが開幕したのが2015年9月22日。翌23日、東京の代々木体育館にて、『アルバルク東京 vs 琉球ゴールデンキングス』の試合を観戦し、『本当に日本でプロバスケットボールが始まるんだ!』と思いました。
その後、Bリーグファンとして、いろんなチームの試合を見に行き、運命の2016年5月24日。
Bリーグファイナル、『栃木ブレックス vs 川ブレイブサンダース(代々木体育館)』。
結果的に栃木が勝つんですが、アリーナの中が2/3ぐらい栃木のチームカラーである黄色に埋め尽くされている光景にものすごく感動し、『栃木』の名前を連呼しているブースターの熱に感動しました。
そして何より、関東の中核都市である栃木がここまで盛り上がっている事がうらやましく感じ、その時の興奮が『静岡にBリーグを!』という強い願いとなったのです。
すぐさまBリーグへ打診したところ大歓迎を受け、アドバイスに従い市の行政と県バスケットボール協会に繋がったあとはとんとん拍子で話が進み、3月の会見、4月の市長表敬訪問となりました。
チームは6月から活動をスタートし、大石慎之介選手の加入という大きな力を得ることもできました。
現在提出中の資料がB3リーグ理事会で承認されれば、来年度でのB3参戦が現実となります。(編集部注:9/12内定しました!)
そのため、新しいチーム名のもとスピーディーに突っ走る必要があり、本日の発足となったわけです。
今後とも、応援のほどよろしくお願いいたします!」

スポーツコンテンツがもたらすもの。

第2部は、特別講演 対談『スポーツコンテンツが地域を活性化する』が行われた。

対談者は、B.LEAGUE設立の立役者である公益社団法人 ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボール常任理事 
事務局長 葦原一正氏
と、株式会社エスパルス代表取締役社長 左伴繁雄氏のお二人。

スポーツライター岡田真里さんがファシリテーターとして進行役をつとめ、スポーツ界のど真ん中に身を置くお二人に話を聞いた。

岡田さん:
まずBリーグについてご紹介しておきましょう。
立ち上がって2年。全国で250万人に来場いただいており(昨年に比べて1.5倍)、売り上げはトップリーグで6億円ぐらいですが、Jリーグ1チームの1/4〜1/5なのでまだまだ伸びしろのある業界です。バスケファミリー46チームが一緒に盛り上げています!

さて、これからお二人に伺っていきます。
はじめに左伴さん、Bリーグへの印象はいかがですか?

左伴繁雄氏
サッカーの興行とは違い、個人的にロックをやってたのでラップとロックなどが使えるノリがうらやましいです。

Jリーグ25周年を迎えて、今のフェーズをどのように捉えていますか?

左伴繁雄氏
スポーツビジネスのノウハウがないチームは生き残っていくのが難しくなり淘汰される中で、各チームが特色を出せるようになってきています。

葦原さん、Bリーグが参考にしていることはありますか?

葦原一正氏
Jリーグのビジネスモデルは参考にしているところが多いですね。プロ野球は企業に左右されてしまう側面がどうしても強いですが、ルールやガバナンス(協会とチームの関係性)などが統制がとれているのは参考にしています。

バスケットのポテンシャルはどうでしょうか?

葦原一正氏
バスケット人口は思っている以上にとても多いし、アリーナスポーツとしての特異性もある。今は駆け出しですが、伸びしろが非常にあるスポーツだと感じています。

左伴さんにとって、バスケのプロスポーツチームが静岡にできる事はどう受け止めていますか?

左伴繁雄氏
協力をしながらマーケットシェアリングができると思います。

「地元に愛されるチーム」や「地域活性」とは、どんなものでしょうか?

葦原一正氏
行政や地元企業、団体等のステークホルダーと連携して、チームが「みんなのもの」として機能することが大切です。
また大前提としてお客様がアリーナに行くこと、が地域活性につながると思っています。
経済効果を生むことが、ひいては地域の貢献の1つになるので、アウェイのブースターが来る、ホテルを使う、食事を楽しむ等のエコノミクスが回ることが大切です。

地域活性化に成功した事例はありますか?

葦原一正氏
あえて挙げるなら、栃木ブレックスですね。クラブチームとして親会社に頼らず、地域の方々から支援を受けて、10億円という極めて大きなビッククラブになっています。

湘南ベルマーレ時代の「自立するクラブ」としての取組について教えてください。

左伴繁雄氏
横浜マリノス時代に大なり小なり親会社があるというメンタリティがありました。職員がどこを見て仕事しているかというと、社長の頭の中を見ている。赤字になったとしても、社長が最後に日産に頼みに行くと分かっていると本来50軒回るべき営業先に「最後は社長が頼みに行ってくれるから大丈夫」と頑張らなくなるんです。
湘南の場合は、頼るところがなく自分たちで稼がなければいけないという危機感があったので、自分たちでどうにかしなければいけない、という意識がフロントに強く働いていた影響がチーム全体にも波及していました。
貧乏がいいわけではないですが、危機感を持って自分たちで何とかする、というメンタリティを持っているチームは長続きします。
清水エスパルスも鈴与さんには大変お世話になっていますが、「節度」を持った頼り方をしており、基本的にはチームの自力で何とかしようと考えています。
Bリーグの栃木がこれだけの結果を出しているのは、地面をなめるような努力をされたんだと思いますよ。

ほかに、湘南時代に得た教訓はどんなものがありますか?

左伴繁雄氏
収入の構造を見ると、法人(企業)を相当株をお願いしながら運営しているケースが多いです。法人さんからの理解を得て、1億円や2億円を払える企業を見つけることも大事ですが、小さな額の企業をたくさん持つことも大切だと思います。

では最後のご質問です。
葦原さん、ずばり、スポーツビジネスとは?

葦原一正氏
「スポーツチームは誰のものなのか?」は親企業に左右されてしまうケースもあります。親企業の意向によってではなく、永続的に自走できるチームであれば、市民や地元のスポンサーに支えられていれば、チームが簡単にブレることはありません。「永続的にやっていくためにどうすればいいか」を考えることが、大事なキーワードとして、一人ひとり、地元企業、スポンサーの中で共通言語として広がっていくと、強くて、美しくて、かっこいいクラブができると思います。

左伴さん、期待をこめて、静岡におけるバスケのポテンシャルはどうでしょうか?

左伴繁雄氏
チャレンジするメンタリティが必要だと思います。
静岡では当事者意識をもって、「清水エスパルスを応援せず、何が静岡人だ!」という環境が根付いていますので!

お二人とも、ありがとうございました!

9月12日に晴れてB3リーグ参戦が内定した新生VELTEX静岡と、清水エスパルス。
オリパラの開催を2年後に控え日本が盛り上がるなか、静岡のスポーツシーンからも目が離せない。
どちらも応援しながら、さらなる躍進を期待したい。

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