第1クォーター。序盤から福岡#34アギラールにインサイドを支配されペースを掴まれる。対する静岡は#25ローソンのアウトサイドシュートでくらいつくも終盤、福岡#24谷口、#13中田に3Pシュートを許し、13-21とされる。
第2クォーター。静岡#37吉田のファーストブレイクや3Pシュートでワンポゼッション差に詰めると、残り14秒、静岡#21ハーラーがスティールからワンマン速攻でダンクを叩き込み、35-35の同点で前半を終える。
第3クォーター。後半開始早々、静岡#8新川が3Pシュートを沈めるも拮抗した時間帯が続く。終盤、福岡#23村上にペイントアタックなどでリードを広げられ、49-56で勝負の最終クォーターを迎える。
第4クォーター。静岡#0山田がオフェンスのギアをあげる。3点プレーを成功させると、3Pシュートやドライブなどで12得点をあげ、逆転に成功する。その後、終盤まで拮抗した時間が続くも、最後まで激しいチームディフェンスで攻め続けた静岡が、最終スコア80-73で見事勝利をおさめ、首位 福岡から勝ち星をあげた。
ファクンド・ミュラー HCコメント
試合の始まりは福岡さんの方が良いプレーをしていました。私たちがペースを掴むことができたのは前半の最後。良いプレーができ始めました。 後半のスタートも相手の方が良いプレーをしていましたが、最後の第4クォーターで31得点、凄く高い数字を残し勝つことができ良かったです。 第3クォーターでは、前半に良いプレーをした橋本選手を起用しましたが、第4クォーターは山田選手をコートに送り出しました。その判断は間違ってなかったと思います。もちろん全員しっかりと仕事を遂行してくれましたが、山田選手についても最後のクォーターすごく高いレベルでプレーしてくれました。今シーズン、本当に良いプレーをしてると思います。 現在、シーズンの1/3が終わり残り40試合となりました。先週は熊本さんを相手に勝つチャンスはありましたが、勝ち切ることができませんでした。そして今節は首位の福岡さんに勝ち切ることができました。今日の試合のように、我々はどのチームが相手でも勝つチャンスはあると思っていますし、それを選手全員が理解していると感じています。B3で遂行してきたことが、今シーズンB2で通用するのか不安な部分もありましたが、今の段階ではしっかりと対応できていると思いますし、今後もさらに細かな部分の精度をあげて戦っていきたいと思います。
#0 山田安斗夢 選手コメント
前半、僕たちのやりたいバスケットが遂行できない時間が続きました。ディフェンス面でも、相手のシューターを抑え切ることができず、簡単にシュートを打たせてしまったり、後手に回ってしまうプレーが多かったように感じていて、チーム全体としても、個人的にもリズムに乗り切れなかったと思っています。後半は、ハーフタイムで戦術変えて、インテンシティをあげて戦おう、ということがしっかり遂行できたと思います。静岡らしいバスケットで、第4クォーターは31得点決めることができました。 序盤、僕自身がしっかりと仕事が遂行しきれなかった中で、橋本選手が前半から後半にかけて、エナジー溢れるプレーで流れを繋いでくれました。その後、僕が第4クォーターで出場機会を貰いましたが、もちろんチームとしてもそうですが、同じポジションとして、橋本選手が繋いでくれた流れを僕がしっかりと結果に繋げなきゃいけないと思いましたし、橋本選手以上の仕事をしなければいけないと思ってコートに立ちました。結果的に、しっかりと自分の役割を遂行して、自分らしいプレーを表現できて良かったと思っています。
#21 ジョン・ハーラー 選手コメント
非常に楽しいゲームでした。チームとして素晴らしい勝利だと思っています。前節2敗している中で、首位の福岡さんとの対戦。このようなタイミング、状況の中で勝つことができたことは良かったと思います。 自分が持っている力というのは、ファンや仲間のためにあると思っていますし、今日の試合でも自分らしいプレーを発揮できて嬉しく思っています。山田選手をはじめ、チームメイトが素晴らしいアシストしてくれているからこそ自分のプレーが生きると思っていますし、凄く感謝しています。 山田選手とのピックアンドロールの場面では、どんなディフェンスの状況でも、山田選手が正しく冷静に判断してくれますし、日頃からどんなプレーをしたいのかコミニュケーションをとっていますし、凄くプレーしやすいと感じています。 明日も勝つためには、リバウンドがとても重要だと思います。自分自身も2つ。リバウンドが全く取れていない状況をしっかりと修正して2連勝したいと思います。
#41 加納誠也 選手コメント
対戦相手の福岡さんは現在首位で、自分たちよりも上のチームでしたが、リスペクトの気持ちを持った上で、絶対に勝ちたい、という気持ちを持って挑みました。4シーズン経ってしまっていますが僕にとっては古巣戦ということもあり、個人的にも勝ちたい気持ちがありました。 試合を通して、審判のコールやプレーに対して、自分自身少し冷静にプレーできていなかった部分があり反省していますが、それ以上に相手にリバウンドを取られて、セカンドチャンスを与え過ぎてしまったと感じています。もう少しリバウンドを取りきれれば、自分たちが流れを掴んでファーストブレイクに持ち込めたのではないかと思っています。後半はディフェンスで粘って、ファーストブレイクで得点を上げられたプレーもありましたが、やはり少しミスが多かったな、と感じています。 ただ、第4クォーターについては、全員がアグレッシブにディフェンスでプッシュして、インテンシティ高く戦えたことが、第4クォーターで31得点取れたことの要因だったと思います。 明日は明日のゲーム展開になると思いますし、今日うまく行ったことに対しては、しっかりと対策されると思いますが、まずは、自分たちができなかったことを修正して、ディフェンスでがむしゃらに走って、チームとしても、個人的にもリバウンドの意識を高めて、連勝、掴みたいと思います。