第1クォーター。静岡ボールでゲームスタート。中盤まで両者ともに流れを譲らない互角の戦いが続く中、静岡#3岡田の3Pシュート、レイアップの連続得点で流れを引き寄せる。終盤、奈良#24本多に2本の3Pシュートを決められるも、26-20の6点リードで終える。
第2クォーター。奈良ボールからゲーム再開。開始早々、静岡#7ブロープレー、#37吉田のレイアップシュートが決まり、一気に点差を11点に広げ奈良のタイムアウトを誘発。その後も静岡の勢いは止まらないまま17点リードでオフィシャルタイムアウトへ。終盤、ゴール下での攻防が繰り広げられるもリードを譲ることなく、52-32の20点リードで前半を終える。
第3クォーター。静岡#25ローソンの3Pシュートで後半がスタート。#11ジャクソンを中心に奈良の果敢なオフェンスに苦戦し、静岡のファウルが嵩む。中盤以降、静岡の得点が伸びないなか、奈良#6林、#11ジャクソンを中心に得点を重ねられ、変わらずリードは守り切ったものの点差を10点に縮められ62-52で最終クォーターへ。
第4クォーター。奈良#11ジャクソンのシュートでゲーム再開。序盤から奈良の勢いが加速し、#14柳川、#11ジャクソンの連続3Pシュートを沈められ、62-62で同点となりたまらずタイムアウトを要求。その後、静岡#7ブロープレーの3Pシュート、ミドルレンジシュートが決まり奈良のタイムアウトへ。終盤、静岡#21ハーラーがファウルアウトとなり厳しい展開を迎えるも接戦を制し、75-71の4点リードで5連敗脱出の白星を飾った。
ファクンド・ミュラー HCコメント
連敗を止めることができて嬉しいです。今日の試合を迎えるにあたり、選手たちとたくさんコミニュケーションをとって、自分たちのプレースタイルを取り戻さないとならない、ということを話しました。前半は凄く良いプレーができていました。しかしながら、後半はあまり良いプレーができませんでした。昨日の試合のような状況になってしまい、難しい時間帯がありました。 試合終盤には、ブロープレー選手がしっかりと自らの仕事を遂行したことにより、良い流れをつくることができましたし、チームとしても、良いディフェンスができたと思います。ここ数試合、最後に勝ちきれない状況が続いていましたが、今日の勝利は、我々にとって良い勝利だったと思います。
#7 トーマス・ブロープレー 選手コメント
前半は自分たちが自信を持って、アグレッシブなプレーを展開することができました。ただ、後半自分たちがリズムを失った場面で、勝ち試合も失ったような時間帯もありました。スタッツにあるように、点差が縮まった場面で自分たちがかなり苦しい状況になっていましたが、試合の終盤にチームとしてやるべきことをしっかりと遂行できましたし、それによって勝つことができ良かったと思います。 オフェンス面でアグレッシブにプレーすること、自分の良さというものを出しつつ、周りの選手を生かすためにクリエイトするということを意識して、今シーズンは気持ちを入れてプレーしています。昨日の試合で、自分自身あまり良いプレーができていなかったこともあり、今日の試合では、いつもより更にモチベーションを上げて挑みました。試合を通して、自分の強みを表現することができましたし、チームとして一番大事な「勝つこと」ができたので良かったと思っています。
#16 橋本尚明 選手コメント
勝てたことが1番良かったです。昨日の試合後に、チームで話し合いましたが、自分たちは強いチームではないですし、前半からエナジーを出して、自分たちのバスケをしなきゃいけない、ということをチームで再確認して今日の試合に臨みました。 前半はそれぞれがやるべきことを遂行して戦えていたと思います。ただ、前半できていたことが、後半まで継続できないと、どこのチームにも勝てないと感じていますし、ここで出た課題をしっかりと突き詰めていきたいと思います。 個人的には、自分の持っているものを表現して戦いましたが、ディフェンスもオフェンスも、正直、自分はもっとやれると思ってます。ただ、チームのスタイルとして、自分の我を通してしまうと成り立たないと思っていますし、そこのバランスは難しいところでもあります。結果として、今日は勝つことができましたし、勝つためならチームのために自分を抑えることも、勝つための一つの方法でもあると思っていますが、自分を通す場面と、そうでない場面、しっかりと見極めて戦っていきたいと思います。