岡田雄三選手ラジオ出演:静岡SBSラジオ「MONDAY MONDAY」レポート
10月5日(月)に#3 岡田雄三選手が出演させていただきました静岡SBSラジオ「MONDAY MONDAY」のトーク内容をお届けします。
異なる勝ち方の開幕戦を振り返って
山田門努(以下:門努):毎回アスリートやタイムフリーな話題を特集するこのコーナー『フューチャータイム』。今日はバスケットボールです! 一昨日いよいよ今シーズンの開幕を迎えたB3リーグ ベルテックス静岡は、八王子ビートレインズをホームに迎え2連勝を収めました!
そこで今日は、この試合を振り返っていただきつつ、今シーズンにかける思いなどをこの選手にお聞きしたいと思います。
今シーズンよりベルテックス静岡に移籍した 背番号3番岡田雄三(おかだ ゆうぞう)選手とお電話が繋がっています。岡田選手、よろしくお願いします!
岡田雄三(以下:岡田):よろしくお願いします!
門努:お願いします! まず最初に岡田選手のプロフィールを僕の方から紹介させて下さい。
静岡県三島市出身、1996年生まれの現在25歳。東部にあります、沼津中央高校から近畿大学に進学、卒業後は同じB3リーグ、のアイシンAWアレイオンズ安城(現:アイシン アレイオンズ)で4シーズンプレーし、昨シーズンの優勝に大きく貢献。今シーズンよりベルテックス静岡に加入されました。
ということですが岡田選手、静岡のバスケ好きからしたら、沼中の岡田と言ったら、僕より10歳年下ですが、やっぱり有名です!
岡田:ほんとですか?(笑) そんなことないですよ。
門努:いやいやいやっ。ブイブイですよ! 10歳下のバスケット選手を知っているって相当すごかったってことですからね!
岡田:ありがとうございます。
門努:岡田選手がベルテックスに加入でございますよ。もうワクワクしかないいんですが、まずは岡田選手、開幕2連勝おめでとうございます!
岡田:ありがとうございます。
門努:まずは、昨日行われました開幕戦を振り返っていただけますか?
岡田:そうですね。まずは開幕戦、どんな形であれホームで2連勝できたことはチームとしてとても良かったと思っています。
土曜日のGAME1では、この開幕戦に向け自分たちが練習してきたディフェンス、オフェンスも全員が点を取れるような取れるような、目指してきたバスケットをができて、快勝しました。
日曜日のGAME2に関しては、前半ずっと八王子にリードされていた状況でしたが、チームは崩れることなく後半逆転して、そのまま勝利することができたのは、同じ『勝ち』ではあるんですけど、勝ち方が全然違って。
この最初の2試合で、新規選手も多く在籍してる中でチームとしても色々な経験ができ、色々な意味で良いGAMEができたのではないかなと思っています。
門努:今、岡田選手がおっしゃった通り、この開幕2試合の勝ちはただの勝利ではなく、今シーズンを占う良い勝利でしたよね。
岡田:そうだと思います。
門努:本当にチームプレーといいますか、ベルテックスは今シーズン、こういうプレーをこれまで練習してきたんだろうなということが、すごくイメージできました。
「明日会議あるわ~」という会話がなくなったプロ選手
門努:今回ベルテックス静岡メンバーとしての、初めての公式戦でしたが、地元でプレーするということは、何か違いますか?
岡田:全然違いますね。元々は僕はアイシンアレイオンズ(愛知:B3)というチームにいて、静岡でのアウェーゲームはいつも個人的にも楽しみでしたし、ファンの皆さんの声援の熱量っていうのは、他のチームよりも高いなっていうのはずっと感じていました。
今年から地元に帰って来て、今度は応援される側でプレーできるっていうのは、本当に心強かったですし、プレーしてても本当に雰囲気もすごく良くて、僕自身も力が100%出せるような、背中を押してもらえる様な声援でした。本当に楽しかったです。
門努:岡田選手は、沼津中央高校に在学していた時は、まだ静岡のバスケットボールチームが無かった訳じゃないですか。それが3年前にチームができて、そのチームで自分がプレーするっていうことは、何か特別な思いがありますよね?
岡田:そうですね。自分が高校生だった頃は静岡にプロチームが無くて、静岡にプロバスケットボールチームができて、すごく興味をもっていました。
まさかのそのチームに呼んでいただいて、こうしてプレーできているっていうのは本当にありがたいことだと思っています。
門努:地元のお友達とか、お知り合いとかからは色々な連絡があったかと思いますが。
岡田:元々働いていた職場の方や、静岡の友人や知人、各カテゴリーでお世話になった方からも沢山連絡をいただきました。とてもありがたいことだと思っています。
門努:岡田選手は、以前所属していたアイシンでは、いわゆるサラリーマン選手として普段は仕事をしながら選手として活動されていたと思いますが、静岡ではプロバスケットボール選手として活動することなりましたが、何か気持ちの変化などはありますか?
岡田:大きくは変わらないですが、プロ選手となった今、やっぱり結果が求められるということが一番違うのかなと思っています。
でも、それよりも違うのは、試合の次の日に仕事がないってということが本当に違いますね(笑)。
門努:あ! 今までは、試合が終わって次の日は普通に出勤されていたってことですか?
岡田:そうですね。フルタイムで働いていました。
アウェーだと、基本的に土日試合をして、夜遅くに帰って来て、次の日また朝から仕事っていう生活を送っていました。
試合の後半くらいから、『次の日の仕事嫌だね。(笑)』『明日会議あるわ~』とか言っていたのが正直なところなんですけどね。(笑)
今年は、そんなことがなく、毎回試合に集中出来る環境でバスケットをさせてもらえているので本当にありがたいです。
門努:今のお話、思わず笑ってしまいましたけど、そういった選手も沢山いるわけですけれども、そんな中でプロ選手としてベルテックスに加入し、試合が終わった後は自分の身体のケアだったり、次の試合に向けた準備だったりと、自分の事を考えられるというのは、やっぱり大きいですよね。
岡田:そうですね。本当に全然違うと思います。
門努:ベルテックス静岡には、静岡県内出身の選手がたくさんいますけれども、先輩たちとの関係というのはどうでしょうか?
(静岡出身選手:#1大石慎之介、#13東祐太(岡田と同期)、#92村越圭佑)
岡田:Mr .ベルテックスこと大石さんは、僕が中学生、高校生くらいの頃から、練習に来ていただいていたりしていて、本当に身近な存在のプロ選手でした。
去年までは相手チームとして対戦していたので、まさか同じチームで一緒にプレーできるっていうのは想像もしていなかったですし、感慨深いですね。ここから同じPGとしても、多くの事を学びたいと風に思っています。
門努:いや~。そこも何か今シーズンとても楽しみ何ですよね。大石選手と岡田選手。ポジションも同じということもあり、注目したいです。
目標達成の鍵は自分たちのやることをブラさずにできるか
門努:さあ。今シーズンはB3リーグに4チームが新たに加入し、まさに混戦模様と言われておりますが、ベルテックス静岡の今のチームの雰囲気などは、岡田選手自身、新加入してみていかがですか?
岡田:チームの雰囲気は本当に良いです。
プレシーズンや練習試合では、時々コンディション調整の選手がいたり、新加入選手も多い中で、プレーが噛み合わない部分もあったんですけど、そんな中でもみんなでコミュニケーションを取って、勝つために何をしないといけないのかということを全員が共通認識をもっているので、毎日の練習など充実した毎日が過ごせています。
門努:僕が試合を見させてもらっている中で、素人の感想ですが、昨シーズンは外国籍選手を中心となっているプレーが印象でしたが、やっぱり今シーズンは日本人選手、地元の選手たちの支えだったり、活躍を見ていると、チームがしっかり噛み合った様に思っています。やっぱりそのあたりも感じていますか?
岡田:今シーズンチームは大きく変わって、自分がこのチームにどうして呼ばれたかっていうのも考えて、昨シーズンと同じスタイルではなくて、新しくなったベルテックス静岡を体現していきたいというのは、ヘッドコーチからも話がありました。自分に求められていることというのを試合で出せた結果が、この開幕2試合の結果に繋がったのかなと思っています。
門努:もちろん、今シーズンもチーム目標は「B3優勝・B2昇格」であると思いますが、先ほどもお話をしました通り、簡単にはいかないというところもあるかと思います。
今シーズン、岡田選手から見て、目標を達成するには何がポイントになってくると思いますか?
岡田:今シーズンは全56試合あって、今2つ勝てて残り54試合ある中で、全部の試合が自分たちがいい流れでゲームができるかっていうと、中々そういう訳にもいかないと思ってます。
試合の中の悪い時間帯や連敗をしてしまった時に、チームがバラバラになりかけそうな時など、どれだけ自分たちのやることをブラさずにできるかっていうのが、昨シーズン優勝チームとして経験した中ですごく大事だと思ったところです。
そこをPGとして、チームが崩れない様声をかけ続けることは意識してやっていかなければならないことかなと思っています。
門努:ベルテックス静岡にとって、岡田選手の優勝経験をチームに還元していかなければならないことでもありますよね。
岡田:はい、そうですね。
門努:Bリーグは、シーズンを通しての試合数が多くて、強いチームがずっと勝ち続けるというスポーツではないんですよね。シーズン中の連敗だったり、チームが噛み合わないことがどのチームにもあるんですよね。
岡田:そうですね、本当にそう思います。
門努:そこでチームがどう持ちこたえられるか、チームがいい雰囲気で乗り越えていけるかというのがバスケットではポイントになってきますからね。そこもやっぱり岡田選手に頼りたいところだと思っていますけれども。
積極的に攻める気持ちを忘れずにプレーしていきたい
門努:今年はオリンピックもあって、バスケが注目されているなっていうのは、選手としても感じていますか?
岡田:ここ数年、特にBリーグがすごく注目を浴びていると思いますし、B3については先ほどのお話にもありましたけど、新規参入チームが増えて、更に注目を増しているなと感じます。特に、ホーム開幕戦では本当に多くのファンの方が会場に足を運んで下さり、とてもありがたく感じています。
門努:逆にいうと、試合でのプレーでもその期待に応えていかなければならないということですよね。
岡田選手の個人としての目標も聞かせていただけますか。
岡田:プレーでは、前から相手にプレッシャーを与えるディフェンスと、自分の身体を使ったドライブシュート、そこからの周りはのアシストっていうのは、一番求められていると思っています。
ここに関しては、残り54試合ですけどブレずに続けていきたいと思っていますし、今回のGAME1もスリーポイントが良く入っていたので、前が空いていれば自分で積極的に攻める気持ちは忘れずにプレーしていきたいと思っています。
門努:ベルテックス静岡の関係者の方から伺ったんですけど、岡田選手は練習の時に"ルーズボール"に飛び込む練習をしていると。結構好きでやっていると伺ったんですけども!
岡田:プロチームに入ってからはそんなにやってないんですけど(笑)。学生時代、沼津中央高校時代にそういう練習をすごくやっていて。
門努:あ! それは沼津中央時代に叩き込まれたんですね(笑)。
岡田:そうですね(笑)。今の生徒がやっているかは分からないんですけど、そういう練習でみんなでバカになってって言ったら、ちょっと良くないかもしれないんですけど。
頭で考えずに、感情むき出しに必死のボールを追いかけるっていうのも大事な事だと思ってやってました。
門努:なるほど~。そうやってボールに必死に飛びついて。でもそういう泥臭いバスケットといいますか、そういうことができるチーム、選手というのが優勝していくチームになれるということですよね。
岡田:そうだと思います。
門努:いや、言葉でいうのは簡単なんですよね。転がっているボールに飛びつくっていうのは結構大変なんですよね! 結構怖いですし!
岡田:そうですね(笑) 。
門努:この練習は沼津中央高校に叩き込まれたということなんですね。今沼津中央高校の生徒さんがもしかしたら聞いているかもしれませんね! 『俺らもやらなきゃ』って。
今度は、地元の学生のバスケットボール少年少女に夢を与える存在をなっているわけですから、ガッツのあるプレーをどんどん魅せていただきたいなと思います!
岡田:はい、頑張ります!
次ホームゲームは古巣アイシンアレイオンズと対決!
門努:それでは最後に、静岡のリスナーの皆さんに岡田選手からメッセージをお願いします!
岡田:まずは開幕戦2連勝ということで、いい形で開幕を迎えられましたが、残り54試合。
僕たち選手は本当にファンの皆さんの応援というのは想像以上に力になっていますし、本当に勝敗に関わってくる大事な部分だと思っています。引き続きベルテックス静岡へのご声援をよろしくお願いします!
門努:そして今週末にはもうアウェー戦を控えていますね。次節に向けても一言お願いします。
岡田:10月8日(金)、9日(土)でさいたまブロンコスとアウェーでの対戦となります。
現在さいたまも2連勝していて非常に勢いに乗っているチームだと思います。試合の中で難しい時間帯もたくさんあるとは思いますが、チーム全員で乗り切って連勝を繋げていきたいと思っています!
門努:頑張って下さい! そして、ベルテックス静岡の次のホームゲームは11月6日(土)、7日(日)静岡市中央体育館にて、まさに岡田選手の古巣、アイシン アレイオンズとの対戦となります。こちらもぜひ皆さんに応援にかけつけていただきたいなと思っております。
門努:岡田選手、また今度スタジオにも遊びに来てください!
岡田:はい! ぜひ行かせていただきます!
門努:今日はお忙しい中、ありがとうございました!
岡田:ありがとうございました!
門努:というわけで、今シーズンからバスケットボールB3リーグのベルテックス静岡プレーされております、沼津中央高校出身の、岡田雄三選手にお話を伺いました。
まずは、今シーズン優勝を目指して、B2昇格を狙っていますので、みんなで応援していきましょう! 以上、フィーチャータイムのお時間でした。
■山田門努 (MONDO YAMADA)
SBSラジオ『SHIZUOKAもんどセレクション』『マンデーモンディー』などのに出演中。スポーツ・サブカルのトークを得意とするラジオパーソナリティ・タレント。
昭和60年6月16日生まれ、静岡県静岡市出身。
Twitter:@mond_y
MONDAY MONDAY Twtitter:@monday_monday
番組HP:https://www.at-s.com/sbsradio/index.html
■岡田 雄三 (YUZO OKADA)
背番号:3
ポジション:ポイントガード(PG)
生年月日:1996年2月9日(25歳)
出身:静岡県三島市
出身校:沼津中央高校→近畿大学
身長:180cm
体重:85kg
BIO:2017-2021 アイシンAWアレイオンズ安城
2021- ベルテックス静岡
Twitter:@gucciyuzo0209
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11月6日(土)7日(日)アイシンアレイオンズと静岡市中央体育館にて対戦!
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