#1 大石慎之介 選手 現役引退および2023‐24シーズン アシスタントコーチ契約(新規)決定のお知らせ
このたび、ベルテックス静岡に5シーズン、プロキャリア13年間プロ選手として活躍し、創設時よりクラブを支えてくれた、#1 大石慎之介 選手が現役を引退し、2023‐24シーズンより、アシスタントコーチに就任することとなりましたのでお知らせします。
大石選手は、大学まで地元静岡で活躍、大学を卒業後もbjリーグでも様々なクラブを経験し、2018シーズン、ベルテックス静岡へ移籍を決め、再び静岡のため新たな一歩を踏み出しました。
静岡の期待を背負いスタートしたファーストシーズン。なかなか勝ち星が上げられない、運営もままならい、そんな状況でも、常にチームの先頭にたち、クラブを支え続けてくれました。そこから、あと一歩が近くも遠い、歯がゆいシーズンを過ごしてきたと思います。
そして、2022‐23シーズン。誰よりもこの瞬間を待ち望んでいた「昇格」。その瞬間、大石選手の目に涙があふれていた、あの姿は、きっとベルテックス静岡を応援するすべての人の目に、焼き付いていたことと思います。常に冷静に、オンコート、オフコート問わず、クラブを・チームを・選手を・スタッフを支え続けてくれた大石選手。
今後も引き続き、大石慎之介 アシスタントコーチへ、熱いご声援を何卒よろしくお願いします。
大石慎之介 選手メッセージ
この度、第一線を離れる事になりました。
13年のプロ生活を送れたのもたくさんの方の支えがあったからです。
チームを支援していただいたスポンサーの方々をはじめ、今まで指導していただいたコーチ、一緒に戦ったチームメイト・スタッフ・クラブ関係者、ブースターの皆さんのおかげです。
ありがとうございました。
そして何よりも妻の支えがなければこんなに長くプロ生活を続けることが出来ませんでした!
本当にありがとう!心から感謝しています!
これからは家族との時間も大切にしていきたいと思います!
本来であれば一人一人に感謝の気持ちをお伝えしたいのですが、この場を借りて皆さんにお礼をさせて下さい!
本当に本当にありがとうございました。
13年を振り返るのは簡単でありませんが、一つ言える事は本当に"幸せなプロキャリア"でした!
バスケに出会えて最高でした!!
明日からは"第2章"になります!
コーチとして選手を支えながら一緒に成長していき、今までの経験を次世代に繋げ、子供たちにも還元していきます。
静岡から1人でも多くプロ選手を輩出出来るよう、そして静岡のバスケ人口が増えるように活動していきたいです。
今はワクワクしかありません。
やりたい事はたくさんありますが一つ一つクリアして、楽しみ苦しみながらもしっかりと学んでいけるように『正しい努力』をしたいと思います!
もうオレンジのユニフォームを着ることはありませんが、背番号1番を忘れないで下さい!
また会場でお会いできる事楽しみにしてます!
改めて皆さんありがとうございました!!!!!
松永康太 代表取締役社長兼ゼネラルマネージャーメッセージ
盟友、大石慎之介へ。
思い返せば、初めての顔合わせが今から約5年前の2018年5月23日。
慎之介の右脚にはまだ痛々しいサポーターが巻かれていたね。
『静岡に県下初のBリーグクラブを。』と銘打ち記者会見をしたはいいものの何もかもが白紙だった時期でした。
プロスポーツクラブの経営自体が初めて。当然、立ち上げもしたことがないし、チームの作り方、選手の集め方も当然わからない。何もかもがこれからというタイミング。私自身、期待や希望はあったものの本当に不安な日々を過ごしていました。そんな中、私からの熱烈なオファーはもちろんのこと、お互いのビジョンを話し合う中でその当時B1三遠で活躍していた大石慎之介が、大いなる決断をしてくれたことですべてが進み始めました。
『静岡のために力になりたい』と力強いメッセージがその当時、ベルテックス静岡の本気度の象徴に繋がったと思うし、静岡のバスケットボールファンに向けて大きな意味や希望に繋がったと思います。
2019年9月の発足式から、2020年の10月までの開幕戦までは本当に怒涛のような日々でしたね。
初年度のチーム作りでは自分自身正解がない中で選手である慎之介にアドバイスもらったり、プレシーズンでは自チームのフリースローで曲を流してしまってチームから怒られたり、バスケファンから運営に関して叱咤激励もらったり、一緒にチラシを配ったり、挙げ出せばキリがないほどの濃密な時間を過ごしましたね。
そんな苦労を共にしながら迎えた開幕戦GAME1の中有体育館がオレンジに染まったあの景色。
そしてGAME2で掴み取ったベルテックス静岡の初勝利。あの時も一緒に泣きながら抱き合って喜んだよな。
あれから4年。
親愛なる戦友、大石慎之介が次なる大きな決断をしました。
長い現役生活、本当にお疲れ様でした。
自分自身『現役引退』を経験したことがなくどこまでいっても想像の域は越えられないけれど、選手として本当に大きな決断だったと思います。何処か後ろ髪引かれる思いや、後悔などの思いが生まれても当然だと思っていました。
しかし、今日この文章を書く前に会った大石慎之介の目は実に晴れやかで、清々しいものでした。
『覚悟』の決まった目。一抹の不安は一瞬で吹っ飛びました。
いつまでも過去に寄りすがっていたら、思い切った挑戦もできないし、大きな失敗もない。
それは即ち大きな成長にも繋がらない。
どんな苦しい時や、自分自身悔しい時も常に前を見て、自分のためではなくチーム/クラブのために献身的に動いてくれました。そんな大石慎之介と共に、新たなチャレンジを、そして共に成長できることが楽しみでなりません。
重ね重ね、本当にお疲れ様。
そして、来シーズンもよろしくお願いします。
株式会社VELTEXスポーツエンタープライズ
代表取締役社長 松永康太
プロフィール
■背番号:1
■ポジション:PG/SG
■身長/体重:171cm/69kg
■生年月日:1987年12月15日(34歳)
■出身地:静岡県沼津市
■出身校:浜松大学(現:常葉大学)
■経歴:
2009-2010 仙台89ERS
2010-2012 宮崎シャイニングサンズ
2012-2016 浜松・東三河フェニックス
2016-2018 三遠ネオフェニックス
2018-2019 静岡エスアカデミアバスケットボールクラブ
2019-2023 ベルテックス静岡