2023-24シーズン クラブ新体制発表会見実施のご報告
いつもベルテックス静岡への温かい応援ありがとうございます。
7月11日、クラブ新体制発表記者会見を実施いたしましたことをご報告いたします。
松永康太 代表取締役社長ご挨拶
2023-24シーズンは、正直毎試合が死闘やチャレンジだったりの連続になるんじゃないかなと覚悟しています。
ですが、常にチャレンジャースピリッツを胸に宿して、再び静岡・並びにクラブが一致団結して、Bリーグに驚きやサプライズを巻き起こせるように、謙虚かつ大胆にしっかり準備をして今シーズン戦っていきたいなと考えています。
トップチームの目標としては、プレーオフ進出。そして勝率5割を設けています。
また、昨季まで私が代表兼GMということを両立させていただいてたんですけども、今季からは、麻生新GMがトップチームをつくっていきます。
ここから先は、麻生GMより今季のトップチームの考え方や目指すべきチーム像をお話させていただきます。
麻生 卓志 GM 就任ご挨拶
皆さん初めまして、GMの職を拝命いたしました麻生と申します。よろしくお願いいたします。
加入したのは、4月になりますが、レギュラーシーズン最後の試合やプレーオフと拝見せていただき、静岡県内のステークホルダーの皆様がいらっしゃるから戦うことができるんだな、皆さんがいるからサポートいただいるからベルテックスは成り立っているんだなというのを感じていました。そこから新チームに向けて動き出した次第でございます。
簡単に私の経歴上のご紹介させていただきますと、現在B1の京都ハンナリーズというチームのの立ち上げのメンバーとして加入しました。合計で11年間在籍し、その半分を、チーム編成・チームづくりをしてきました。
先ほど松永社長もお伝えした通り、B2に上がって本当に毎試合毎試合すごく難しい試合が増えると思います。
とてもチャレンジングな環境で、ワクワクしつつ、そして胃が痛い日もありますが、そういう形でチームをつくっていきたいと思います。
2022-23シーズン振り返り
トランジションに挑んで激しいディフェンスをすること、個ではなく集団で戦うこと。高いインテンシティを維持して、激しいディフェンスを行うことをコンセプトを元に戦い、レギュラーシーズン41勝11敗3位という素晴らしい成績で見事プレーオフを勝ち進み、B2に昇格を成し遂げました。
ファクンドHC3年目のシーズンということで戦術にも磨きがかかり、個に頼らないバスケットで、在籍してくれた選手・スタッフ、本当に全員が懸命に頑張った結果、B2に昇格できたと考えております。
簡単でありますが、昨シーズンの良かった点・悪かった点というところを簡単に説明させていただきます。
バスケットの用語の中で「レーティング」という言葉がありまして、これは100回機会があったときに、何点取れるか、何失点するかっていうのを表す指標になります。
チームによってはオフェンス寄りのチーム、ディフェンス寄りのチームがあるので、ただ単純に平均失点・平均得点というところで考えたら差が出てしまうことから割り出された100ポゼッションあたりの数字になります。
ベルテックス静岡は、強度の高いディフェンスを行った結果、ディフェンスのレーティングに関してはリーグで2位。
ヘッドレーティング2番目の点ですね。これは得点から失点を引いたレーディングですが、これも平均2位ということで、すごく安定した戦いをシーズンを通して繰り広げていたかなと思います。
また、個に頼らずチームで戦うという戦術のところの数字としては、総アシスト数リーグ3位ということで、状況判断に優れたいいパッシングゲームができていたという数字です。
そして、トランジション、ファーストブレイクですね。これはリーグ4位。そして成功数が1位。
本当にチームコンセプト通りに数字に表れていたかなと思います。
悪かった点としては、やはりリバウンド。
総数でリーグ9位、そしてオフェンスリバンドが11位ということで、少しリバウンドのところで苦戦したところが見受けられました。
また、ここぞというときにガチんと点を取ってくれるような、もう少し柱となる得点源の選手がいれば、もう少し安定した戦いができたんじゃないかなと感じております。
チームコンセプトをさらに磨きをかけて、B2上位に組み込むことを念頭にチームをつくらせていただきました。
編成のポイントですが、経験がありチームコンセプトとフィットとする選手を獲得すること。後ほど紹介させていただきますが今日この場にいる新加入の2選手はまさにこれにフィットするんじゃないかなと思います。
リバウンド面では、リバウンダーだけにに頼るのでなくチームリバウンドをなんとかできること。
さらに、プロチームなので、チーム内での競争をつくり出して、選手のレベルアップを図りたい。戦えるチームになるために、コート、ベンチともにワーッと戦えるような雰囲気作りも必要であると考えています。
B2とステージが上がると、試合数がかなり増えます。
B3の際は、52試合でしたが、60試合へと増えます。そして天皇杯、そして目標であるプレーオフを戦い抜くためには、選手の身体のメンテナンスがすごく重要になってくると思ってますので、そこに関してメディカル体制の充実を図りました。
そのコンセプトに沿って、昨シーズンから継続してくれた7名の選手。
オフェンスの素晴らしい山田選手、こちらにいます激しいディフェンスとスピード、キャプテンシーをもつ岡田選手、ディフェンスと素晴らしい3Pをもつ大友選手、同じく素晴らしいディフェンスと3Pの力をもっている新川選手、そしてB2経験もあり、ベテランの味、いい味を出してくれるローソン選手、成長著しい吉田選手、そしてキャプテンシーもあり、おちゃらけているところもありますが、サイズもあり、本当に頼れる男の加納選手。
新加入の大塚勇人選手は、本当にスペーシングに優れたパスが素晴らしい選手です。チームコンセプトの個に頼らずにチームで攻めるというところで、司令塔としてすごく活躍してくれると期待しております。
橋本尚明選手は、激しいディフェンスや、オフェンス面では、ここぞというところで自分で責任を持ってシュートを打てる選手と思っております。
また、ボールハンドリングも長けておりますので、ベルテックスのバスケットボールにすごくフィットしてくれると思っています。
そしてトーマス・ブロープレー選手選手。スペインの1部リーグでプレーしておりまして、先日契約をいたしました。
3Pを得意とする選手ですが、ドライブもでき、ディフェンスもしっかりいうことでファクンドHCのバスケットボールにフィットするとこちらも期待しております。
そして昨日発表させていただいた市川真人選手。
静岡出身の身長206cm、代表経験もある選手がプロ契約を目指して練習生として加入してくれました。
コーチ陣は、4年目を迎えるファクンド・ミュラーHC。
そしてアシスタントコーチとして、エリアン・バーファンAC。ファクンドHCの右腕として、戦術に幅をもたせてくれると期待しております。
そして昨シーズンまで選手として活躍してくれて、大きな決断を下してくれた大石慎之介AC。本当に大きな決断だったと思いますが、選手の頃からの素晴らしいスキルで現選手のスキルアップを手助けするだけじゃなく、ファクンドHCと選手の素晴らしいパイプ役になってくれると核心しています。
新規加入選手ご挨拶
#9 大塚 勇人選手
初めまして、今シーズンより加入しました大塚勇人といいます。
新たにB2にチームがステップアップということで呼んでいただいて、その中でしっかり自分なりにベテランとしてもそうですけど、自分のプレーを発揮していけば、チームの役に立つと思うので、まずは今シーズンしっかりと頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします。
ーーベルテックス静岡の印象とストロングポイント
正直なところ、バスケットライブでの配信もなかったので、なかなかB3リーグを見る機会がありませんでした。
でも天皇杯やプレーオフを見て、すごく前からプレッシャーをかけ、ディフェンスをやっているなと思っていました。
僕のストロングポイントで先ほど紹介していただいた通りなんですけど、チームの組み立てであったり、僕アシストが好きなタイプの人間なので、そういうところで個じゃなくてチームっていうところはすごく僕は合っていると思います。ぜひそこを見ていただければありがたいです。
#16 橋本 尚明選手
初めまして。今シーズンから加入させていただきます橋本尚明です。
先ほど社長おっしゃった通り、今シーズン、Bリーグ、そして静岡に大きなサプライズを起こせるよう、全身全霊で戦いますので、よろしくお願いします。
ーーベルテックス静岡の印象とストロングポイント
印象としては、移籍の際、Bリーグの先輩や関係者の方と色々なお話をしていく中で、ベルテックスというチームはこれから本当に来るチームだっていうのは、皆んなが口を揃えて言っていました。僕も、楽しみなチームだなってすごく思っています。
ストロングポイントは、攻守関係なく、エナジーあるプレーに注目していただけたら。
継続選手ご挨拶
#3 岡田雄三選手
先ほど麻生GMがおっしゃっていた通り、出場時間をかけてチーム内で争うということは、チーム全体のステップアップになると思います。
競争しつつ、チームチームワークを良くして、10月の開幕戦に挑んでいきたいと思います。今シーズンもよろしくお願いします。
今シーズンは、大石さんが引退を決断して、今シーズンチーム最年長になりました。
いつもおちゃらけたコメントしかしていなかったんですけど、今シーズンは気の利いたアッ!と驚くようなコメントをしていきます。
そして今日から練習始まりましたが、皆さんが驚くようなシーズンを迎えられるように準備していきますので、ぜひメディアさんにいろいろ取り上げていただいて、皆さんで静岡を盛り上げていきましょう。よろしくお願いします。
大石慎之介AC 就任ご挨拶
アシスタントコーチは、初めてですが、ファクンドHCと日本人選手、外国人選手のパイプ役として、しっかり支えていけるようにします。
また素晴らしい選手が集まっているので、個人個人のスキルアップというところを、しっかりと目標にしていきたいなと思っています。
加納も言ってる通り、皆さんと一緒に静岡を盛り上げていきたいと思いますので、暑いですが練習にたくさんお越しいただき、たくさんメディアの皆さんに取り上げていただいて、ぜひ盛りあげて行ければと思います。
そしてプレーオフに必ず進出して、静岡に驚きを届けたい思いますので、今シーズンもよろしくお願いします。
ーー(記者からの質問)引退からACへの決断する上で悩んだこと、コーチとしてどういったことが自分ならではでチームに貢献できるか、その2点を伺いたいと思います。
1点目ですね、決断としては今までで一番悩んだと言っていいくらい悩みました。
ですが、「何のために静岡に帰ってきたのか」ということが最終的に頭に浮かんだので、アシスタントコーチという形で、静岡に残り、静岡のため、あとは静岡に来てくれる選手、残ってくれた選手のために力なりたいなと思ったので、このような決断をしました。
2点目は、僕自身アシスタントコーチは初めてですが、ベルテックス静岡の日本人アシスタントコーチとしては、2人目になります。
今ベルテックス静岡のU15を指導している高村成寿さんが、ファクンドHC1年目の時にアシスタントコートをやっていて、そこからは日本人コーチがいない状況だったので、これからは、もう少し選手に寄り添ったアシスタントコーチになれればな思っています。
スキルアップもそうですし、あとはファクンドHCと選手を繋ぐパイプ役、ファクンドHCが求めていることを選手に繋げる立ち位置だなと思ってるので、そういうところも踏まえて、アシスタントコーチをやりたいなと思っています。
ーー(記者からの質問)ずっと一緒にやってきた大石選手がコーチになることについて岡田選手・加納選手はどう思いますか?
岡田選手:
ファクンドHCも今年で4シーズン目になり、僕自身、3年目になるので、求められている働きや、やりたいことだとかそういったところはある程度理解はできてるのかなとは思います。
ですが、言葉の壁や文化の違いもあるので、なかなかうまく伝わらなかったりっていうところもあるんですけど、そこは、大石さんもファクンドHCから信頼されてますし、パイプ役というところでは、外からは見えないとこですけど、間違いなく大きなポイントになると思います。
また、コミュニケーション面で、選手同士すると難しいところも間に入ってももらえるのは非常に大きいと思いますし、経験のある選手なので、僕や吉田選手も若いガードなので、そういったところをコーチ目線で今何が足りないのか、どこで攻めていいのかっていうところをコーチ目線で伝えてもらえるっていうのは心強いです。
加納選手:
この3年間、毎日一緒にいた相棒がいなくなって僕の心はすごく穴が空いてるっていうのが正直な感想です、先輩ですけど。
でもこれまでの3年間、ベテランの鏡とも言える立ち位置で、コーチではないですが、まるでアシスタントコーチのような存在やサポートしてくれる背中を見てきました。
若手や新規の選手、新しいスタッフも大石さんの行動や言動を見ること伝わることがあると思いますし、そんな方がコーチとして残ってくれて、チームビルディングができるのはすごく心強いですし、いてくれて安心します。
スローガン決定
2023-24シーズンのスローガンが「WOW~静岡に、未だ見ぬ驚きを。~」に決定いたしました。
静岡に、未だ見ぬ驚きを。
昨季B3準優勝と昇格を果たし、
B2クラブとして
創設5年目を迎える今シーズン、
ベルテックス静岡は、静岡の皆様に、
未だ見ぬ「WOW/驚き」を
提供することを宣言いたします。
選手たちによる、
魂を揺さぶるような熱いプレーや
筋書きのないドラマはもちろんのこと、
コートの内外、会場の内外、
試合のある日もそうでない日も、
クスッと笑ってしまうような
小さな「WOW」から、
アッと驚くような大きな「WOW」まで、
我々だからできる
エンターテインメント体験を、
シーズンを通して提供していきます。
「WOW」で溢れる日常は
きっともっと楽しい。
さあ、ベルテックス静岡と一緒に、
盛り上がって参りましょう!!
スポーツで、日本ーワクワクする街へ。
株式会社VELTEXスポーツエンタープライズ
代表取締役社長 松永康太
2023-24シーズンもいよいよ本格始動!
引き続きご声援よろしくお願いいたします。