2024年12月16日(月)、静岡市役所において、Bリーグ島田慎二チェアマンが難波喬司静岡市長を表敬訪問いたしました。

今回はベルテックス静岡の2025-26シーズンB1ライセンス取得に向けた施設基準の充足（新設アリーナ計画）の状況確認のためということで、ベルテックス静岡の松永康太代表も同席し、静岡市で進めているアリーナ計画について意見を交換しました。当日は観光交流文化局長 望月哲也氏、総合政策局次長（アリーナと東静岡のまちづくりプロジェクトチーム リーダー）鈴木豪氏も参加し、新設アリーナだけではなく、周辺のまちづくりも含めた計画を推進し、今年度中には実施の決定をしていきたいという意向を確認できました。

難波喬司静岡市長コメント

Bリーグの大発展には驚いてます。そして静岡のチームには熱い経営者がいますので、静岡のバスケットシーンは、非常に良い形で盛り上がってますね。

何度か試合にも足を運ばせていただいてますが、会場でも市民からの応援と盛り上がりはすごく、この街に定着したスポーツになってきていると感じています。応援スタイルも新しく、それが新しい文化になってますし、また若い世代というか、子供達が熱心に応援している姿を見ていると、この街に誇りが持てますね。ベルテックス静岡が静岡にあって良かった、この街にあって良かった、この街はいい街だ、と誰もが実感できるのではないでしょうか。これからも静岡市として応援していきたいですね。

またアリーナは市長に就任して以来、この街に必要な施設だと考えています。それはBリーグのためというものではなく、先にお話しした通り、なにより静岡市民の誇り、地域を愛する力、あるいは絆といったところで非常に大きな効果を発揮する施設だからです。バスケットボールだけではなく、イベントやコンサートなど、これからの地域に経済効果・文化振興効果をもたらすという面も大きいので、1日も早く実現したいと思ってます。
現在、地元にも説明して理解をいただいている状況ではありますが、まだまだ市民の共感が十分ではないところもあるので、今後もしっかりとどういうやり方が良いか検討し、皆様の声をちゃんと聞いた上で、アリーナだけではなく、周辺のまちづくりも一緒に考えていき、今年度中には計画を決定していきたいと思っております。

順調にいけば2030年3月には間に合うのではないかなというところで、それがB１ライセンスのタイミングにもちょうどいいとのことですので、新しくできたアリーナで昇格したベルテックス静岡の活躍を見られるのが楽しみですね。その時にはベルテックス静岡には新設アリーナを大いに使ってもらって、静岡を盛り上げてもらいたいので、頑張って強くなってB1昇格を目指してください。

島田慎二チェアマンコメント

本日は改めて、B1ライセンスを付与するにはアリーナを条件とする規定があるというお話の確認と、今シーズンも好調なベルテックス静岡の成長への期待感と、日頃の静岡市のご支援のお礼に参りました。

経営面でも競技面も成長著しいベルテックス静岡が、ライセンス基準をクリアし昇格していくためには、どうしても条件としてアリーナが必要になってきます。そのことはご理解いただけていると思いますので、あらためて直接お会いして、レギュレーションのご説明と、アリーナのお話をさせていただきました。そして何よりも、これまでもベルテックス静岡を力強く支えてきてくれた市長や、職員の皆様にもお礼をしたいと思い、今回こちらに足を運ばせていただきました。

静岡市は人口67万人という大きな都市であり、この地にアリーナができるということは、もちろんBリーグにとってだけということではなく、アリーナのもたらす地域への価値という点において、非常に魅力的なことだと思っています。バスケットボールだけではなく、いろいろなイベントなども含め、大きな経済効果に繋がり、市民の皆さまや子供達にとっても良い施設になると確信してますし、素晴らしいものができるということは感じておりますので、完成を楽しみにしております。

松永康太代表コメント

先日の12月1日に現行B1ライセンス申請の発表をいたしました。静岡市とも方向性をすり合わせてきた中で、このタイミングで改めて島田チェアマンにも進捗の確認の意味も込めて本日の訪問につながりました。様々なところでスタンスを表明しておりますが、今回の現行B1ライセンスの申請はきっかけには過ぎません。静岡にあるべき夢のアリーナプロジェクトを推進していくことの、きっかけのひとつになってもらえればという思いであります。
度々になりますが、ベルテックス静岡のためだけのアリーナ計画ではないことは、承知しております。
ですが我々は、このクラブ、チームを愛してくださっている、多くのブースターの皆様やパートナー企業様、日頃から支えてくださっている様々な関係者の熱い思いや期待をを背負っております。そんな方々のためにも、この地域の未来のためにも今後も猛烈に成長せねばなりません。今後持続可能的に成長していくためには夢のアリーナの実現は避けては通れないプロジェクトです。
この先も計画を今後も前向きに進めていただく上でも、われわれはバスケットボールチームではありますが、これからも地域に深く愛していただけるクラブ経営をしっかりと行い、それに見合う活動をもっとしていかなければなりません。
２０３０年春の完成目標とされていますが、そこは決してゴールではありません。本日の市長のお話をうかがい、強く実感いたしました。
今取り組んでいるThink Shizuokaプロジェクトなどをはじめ、我々が今できることを着実に、一歩ずつ積み重ねていくことが重要だと改めて感じております。