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第23節(2/22-23 信州戦)の見どころ
1月のアウェーゲームで1勝1敗となった東地区所属の信州ブレイブウォリアーズとの対戦。前回は、DAY1は66対75で勝利、DAY2は83対60で敗戦となり、ディフェンスの強度の高さが両チームの勝敗に繋がった。DAY2では#50 ウェイン・マーシャルが20得点の活躍をみせるなど、オフェンス面でも爆発力の高い信州。DAY1の時のように、強く、先手を打つディフェンスでいかに自由を与えず試合を進められるかが今節勝利への鍵となる。
ゲームの見どころ
今節の対戦相手は、1月にアウェイにて1勝1敗と互角の戦いとなった信州ブレイブウォリアーズ。信州は現在28勝13敗東地区2位の結果を残しており、強力な外国籍選手のスコアリングを軸とした攻撃力の高いチームである。平均得点は86.8点とリーグ3位を記録していることからもオフェンス力の高さは伺えるが、内50点以上を外国籍選手3人が占めている。日本人としては、効率良くアシストを記録している石川選手や日本代表のビッグマンとしても知られる渡邉選手が在籍している。
個としての能力が高く、ボールを持って自ら打開するハンドラーをできる選手が多いため的が絞りずらいというのが1番の特徴である。更にディフェンス面においても失点は77.7点でリーグ4位、リバウンドは42.2本でリーグ2位と東地区で2位に付けている理由も伺える。
前回対戦で敗北を喫したGAME2の反省点としてはファウルが多く、そこから21本ものFTを献上してしまった。信州は平均ブロック数リーグ1位の4.3本を記録しており、同試合でも8本のブロックを受け、静岡のオフェンスとしては信州のインサイドディフェンスに苦しめられFG30.9%に抑えられてしまった。決めるべきオープンなシュートを沈め、辛抱強いディフェンスで耐え凌ぐことが必要とされる。
ここまで静岡は25勝16敗という勝率を残しているが、前半をリードで終えた際の勝率は23勝3敗、逆に前半をビハインドで終えた際は2勝12敗と前半の出来が大きく結果に影響することが分かる。リードした状態で前半を終えるためにも試合開始から遂行力を持って闘い続けたい。
現在今シーズン最長となる6連勝を記録中の静岡としては、この連勝を伸ばし順位を上げるためにも強豪相手に連勝しさらに勢いをつけたい。
Pick Up Players
ベルテックス静岡
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#11
増田啓介選手
オフェンスでは独特なリズムとステップワークで相手を翻弄し、ペイントエリア付近のシュートを得意とする選手。ポストからディフェンスの隙間をすり抜けゴール下でのシュートを自ら作り出すだけでなく、ディフェンスの状況を判断して味方のスリーポイントをお膳立てするアシストにも注目したい。ディフェンスでは相手のスコアラーのマークを任されることも多く、信州相手にはより一層重要度が高まる選手になるであろう。相手の意表を突くヘルプディフェンスでボールを奪い、そのまま速攻へ繋がる場面も多く見られてきた。前回対戦GAME1ではキャリアハイとなる7本のスティールも記録し勝利に大きく貢献した。ボールマンに対するディフェンスだけでなく、ディフェンスIQの高い動きも見過ごせない。
信州ブレイブウォリアーズ
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#30
テレンスウッドベリー選手
長年B2でトップクラスのスタッツを残し、爆発力のあるスコアラー。B2における通算得点は歴代1位。アシスト、リバウンド等でもトップ10入りを果たしており、B2の歴代ランキングに名を連ねている。過去には1人で平均32得点を残した脅威的なシーズンも存在する。今シーズンもリーグ5位の17.7得点をFG49.6%、3P41.7%、FT87.9%という高い成功率で決めている。3ポイントに関しては1試合平均で5.5本も放ちながらリーグ2位の41.7%という、203cmある選手とは思えないようなシュート力の持ち主である。前回対戦ではGAME1で10点、GAME2で5点(怪我による途中退場)とあまり強い印象は無かったかもしれないが全く油断はできない。信州はその他にもスコアラーと呼べる選手が在籍する中で、まずはチームトップの平均得点を残すウッドベリー選手をどのように封じ込めるかが鍵となる。
ANALYZING/WRITTING : ベルテックス静岡インターン 山梨聖覇