MENU

【公式】ベルテックス静岡/VELTEX SHIZUOKA

VELTEX SHIZUOKA

MENU
HOME > ニュース > 第28節(3/26 熊本戦)の見どころ

第28節(3/26 熊本戦)の見どころ

来週水曜日、3月26日は直近2試合のアウェーゲームで敗戦を喫している熊本ヴォルターズとの今シーズンのレギュラーシーズン最後の1戦。今節はホーム静岡市中央体育館に迎えての対戦となる。得点力があり、平均リバウンド数もB2で上位をマークする #44 ミッチェル・ライトフットや、要所での3Pシュートが脅威となる #3 山本翔太など、相手のポイントをチーム全員で抑えることができるかが勝利への鍵となる。ホームでの戦績は2勝0敗。皆さんの熱いご声援で熱狂空間をつくりあげ、圧倒的なホームアドバンテージで選手たちを後押ししていただきたい。

ゲームの見どころ

PC画像 スマホ画像
第28節の対戦相手は、今シーズン6試合目となる熊本ヴォルターズとの水曜ゲーム。現在の熊本はシーズン通して21勝28敗で西地区5位につけている。プレイオフに向けて最後の出場枠となるワイルドカード下位を目指して5チーム間での熾烈な争いを繰り広げている中の1チームである。
ここまでの直接対決の戦績は3勝2敗と静岡が勝ち越している。しかし熊本は、10月にホームで静岡が連勝した時のチームとは別のチームと考えていいだろう。熊本はシーズン序盤に怪我人が相次ぎ、10,11月は2勝16敗と思うように勝ち星を伸ばせなかった。チームはそこからエチェニケ選手の加入に加え、HCの交代を経てシーズン途中での軌道修正を成功させた。12月から第26節鹿児島戦までの期間は19勝12敗で勝率60%超えと現在の静岡の勝率よりも高いものとなっている。2月には西地区首位の福岡相手にホームでの連勝を飾り、3月には信州・鹿児島にそれぞれ1勝ずつと強豪に対しても勝ち星を上げている。
熊本のチームスタッツを見ながら特徴を探ってみると、シュート成功率リーグ5位の45.2%、ペイントエリア内の得点もリーグ3位と特にインサイドのシュート効率が高いチームである。しかし、3P%・FT%の低さやTOの多さが目立ち平均得点は伸び悩んでいる。こんな特徴を聞いて気付いた方もいるのではないだろうか。実は熊本は静岡とオフェンス面でかなり似た特徴を持っているということを。それでも、両チームの戦績に差があるのは、ディフェンス面でのスタッツで静岡の方が優位に立っているからだと考察できる。
静岡は80点以上だと20勝3敗という驚異的な勝率を残している。逆に80点未満の試合は9勝17敗である。80点を1つの指標にオフェンスを展開してディフェンスでは強度を保ち、週末のホーム連戦に向け勝利で繋げたい。

Pick Up Players

ベルテックス静岡

#16
橋本尚明選手

強度の高いディフェンスを継続し、熱い闘争心でチームを鼓舞するクールガイ。B1経験もあり、静岡2シーズン目となる今季は49試合全てに出場しスタメンに定着している。勝利に対する貪欲さを前面に出したプレイが魅力の橋本選手は、ディフェンス面での貢献が非常に大きい。試合開始直後でも、試合終盤のクラッチタイムでも変わらず足を動かし相手ハンドラーへのプレッシャーをかけ続けている。ディフェンスで相手を封じ込めた時やチームを勢いづけるビッグショットを決めた時に出る橋本選手の雄叫びや力強いガッツポーズに惚れ込んだファンも多いのではないだろうか。
熊本と対戦した5試合のうち静岡が勝利した3試合ではそれぞれ、10,16,17得点を記録している。逆に静岡が負けた2試合では橋本選手が4得点、6得点に抑えられている。オフェンスでも熊本戦ではキーパーソンとなり得るだろう。シュートの好不調に波はあるものの次のシュートを決めるまで打ち続け、ディフェンスでは変わらず熱いハートを持って闘い続ける姿を今回の試合でも見られることを期待したい。

#8
新川敬大選手

オフェンスではシューターとして高い精度でリングを射抜き、高いバスケットボールIQでディフェンスでも貢献してくれる静岡が誇る3&D選手。平均3P試投数が2本以上の選手に絞ると新川選手はチームトップの44.0%。これはリーグ全体で見ても2番目に高い数値である。2月に怪我から復帰し、直後の6試合では3Pが8/10とさらにシューターとしての質を高めていた。
今シーズンの熊本との2試合目となる試合では、12得点3アシスト6リバウンド、全てでシーズンハイとなる活躍を残した。今シーズン記録した3回の2桁得点のうち2回が熊本相手に記録しているため相性の良さも伺える。今回もベンチからの得点源として、動きに無駄のないキャッチ&シュートからの3ポイントに期待したい。

 
熊本ヴォルターズ

#88
グレゴリーエチェニケ選手

ペイントエリア内での得点力を武器とし、崩れかけたチームをカムバックさせた救世主。11月にチームへ途中加入し、3試合目からスタメンへと定着した。そこからチームは20勝14敗とエチェニケ選手加入以前とは全く違うチームへと変貌した。
静岡と対戦した過去3試合の平均スタッツは、13.3得点7.0リバウンドとそれほど目立った数値では無いが、注目すべきはシュート効率である。FG16/23で約70%の確率で決められてしまっている。チームの中での平均得点は上から数えて5番目の高さだが、シュート成功率はトップを記録している。3/1の青森戦GAME1では、11本放ったFGを全て成功させ30得点でチームを牽引した。そんな選手よりも平均得点が高い選手が4人もいる熊本の中で警戒せざるを得ない厄介な選手の1人である。

#31
山田安斗夢選手

巧みなハンドリングから自らのシュート生み出したり、スクリーナーを自在に操り味方へのアシストであったり様々なオフェンスの引き出しを持つ選手。昨シーズンまでは静岡で共に2シーズン闘い、B2昇格、B2プレイオフ進出にも大きく貢献した旧友でもある。
今シーズンは熊本の一員としてさらに強力なオフェンス力でチームに大きな影響を与えている。3P%のリーグランキングでは全体の5位、日本人選手の中ではトップの37.1%を記録している。2月に入ってからの13試合では、40%近い高確率で1試合平均2.4本を沈めている。さらに同期間にはベンチから2桁得点を記録した5試合の中に、たった15分の出場で18得点3アシストと爆発的なスタッツを記録した試合も存在する。
ビッグマンとのピック&ロールを最大の武器とする山田選手は、ディフェンスの状況を瞬時に判断して最良の選択をする。ディフェンスとの間合いが取れれば高いアーチで放たれる3ポイント、自身にディフェンスが引き付けられれば針の糸を通すかのような鋭いパスで味方をお膳立てする。どちらも流れを呼び寄せるプレイとなるため、静岡としては山田選手に自由にやらせず圧をかけてミスを誘発していきたい。

ANALYZING/WRITTING : ベルテックス静岡インターン 山梨聖覇