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第30節(4/5-6 愛媛戦)の見どころ

今節の対戦相手は西地区所属の愛媛オレンジバイキングス。今シーズンはこれまでに4戦を実施したが、ホームで対戦するのは今節が初となる。機動力の高さと得点力を持つ #23 テレンス・キングや、リーグ内平均アシスト数の上位となる#3古野拓巳などが所属している。自分たちのバスケットを40分間遂行し、超攻撃的チームディフェンスからチーム力を発揮できるかが勝利への鍵となる。

ゲームの見どころ

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今節は対戦相手は愛媛オレンジバイキングスとのオレンジダービー。
愛媛はシーズン序盤から怪我人が相次ぎ、ロスターを揃えられない状況が続き苦しいシーズンとなっている。勝率としてもここまで5勝49敗とリーグ最低勝率に陥ってしまっている。だからといって油断ができる相手ではない。むしろシーズン残り6試合、プレイオフも迫っているため、いつも以上の強度でプレイオフチームとしての格差を見せつけるような試合展開を期待したい。
愛媛との直接対決はここまで静岡が4戦全勝しており、全ての試合で20点差以上離して勝利している。愛媛の平均得点はリーグ14位の72.1点であるが、直接対決のうち3試合で60点台に静岡が抑えている。さらに直接対決4試合の静岡の平均得点は91.3得点と愛媛に対して攻守で静岡のやりたいことができていたと言っていいのではないだろうか。
直接対決の4試合で単純なシュート成功率で上回っていたことが勝利の要因であったことは間違いない。しかし、注目すべき点はシュートの本数でもある。シュート成功率でオフェンスの質、シュート本数でオフェンスの量を示しており、これら2つの両方で差を生み出したことが20点差以上の勝利を呼び込んだと推測できる。そしてオフェンスの量を示すスタッツはシュート本数だけでなくオフェンスリバウンド、TOの数を見ても判断することが出来る。今節はこれらのスタッツに注目しながら観戦していただきたい。

Pick Up Players

ベルテックス静岡

#30
サイモン拓海選手

入りだしたら落とさない生粋のシューターとしてベンチからの得点源となる選手。
今シーズンのスタッツは全項目でキャリアハイを記録しており、飛躍の年ともなっている。3P%は37.8%と高確率で1試合平均1.5本の成功はチーム内トップである。3月2日の鹿児島戦では18分の出場時間で3ポイントが8本中5本成功で15得点と爆発的な火力をベンチからもたらしてくれている。3ポイントだけでなく自身のシュート力を囮にドライブで中へ切り込む場面もよく見られる。サイモン選手は自分がフリーになるためにオフボールでディフェンスを揺さぶり、コート上を駆け回っている。その動きの中で、どのように味方のスクリーンを利用しているのか、どのようにディフェンスを引き剥がしているのか、ここのオフボールでの動きに着目したい。

#22
バローンマーテル選手

貴重な帰化枠の選手として体格で劣る相手に対しても体を張って献身的なディフェンスを見せているマーテル選手。
昨シーズンは愛媛に在籍しており、ほぼ全てのシュートがペイントエリア内であったが、今シーズンからは3ポイントにも挑戦している。シーズン序盤こそシュート確率が安定しなかったものの、2月以降からは徐々に確率を上げ現在は32.1%で沈めて自信を付けてきたようにも見える。2月15日に行われた愛媛との前回対戦では3本の3ポイントを含む11得点と勝利に貢献した。直近5試合では全て出場時間が20分を超えており、その間の平均得点も8.8得点とチーム内での役割も増加しそれに応える活躍を見せている。今節も古巣相手にアグレッシブな姿を期待したい。

 
愛媛オレンジバイキングス

#23
テレンス・キング選手

シーズン途中に加入し抜群のオフェンス力でB2リーグで唯一平均得点20点オーバーを記録している選手。11月に加入した直後から1人で30点以上の試合を何度も残しており、愛媛のオフェンスを支える存在となっている。ここまで出場した32試合全てで2桁得点を記録しており、安定した活躍も含め明確な愛媛のファーストオプションと言えるだろう。ディフェンス面では平均スティール1.5本とリーグランキングでも上位に入るほどで、そのスティールからの速攻は止めるのも困難となる。前回対戦では1試合4スティールも残しているためTOの多い静岡としては注意したいところ。愛媛の軸を止めるためにチームとして強度の高いディフェンスでシャットアウトすることを目指していきたい。

#7
青木龍史選手

チーム内日本人選手トップの得点力を誇る青木選手。リーグ全体で見ても日本人選手の中では7位の11.1得点を残している。高校大学はアメリカの学校に進学し、その後B1のチームに加入と27歳ながらに豊富な経験を積み、それを愛媛で遺憾無く発揮している。
シーズン通して3ポイントを37.3%と高確率で沈め、12月14日の鹿児島戦では3ポイント8本を含む30得点6アシストと大暴れの試合も残している。12月から約2ヶ月間怪我で離脱していたが、復帰後は、3P%55.6%とさらにシュート力を向上させている。直接対決の過去4試合では青木選手は不在であったが、変わらずチームディフェンスでシュートを落とさせて波に乗らせないよう守っていきたい。

ANALYZING/WRITTING : ベルテックス静岡インターン 山梨聖覇