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2025-26シーズン トップチームについて
いつもベルテックス静岡への温かい応援ありがとうございます。
麻生卓志ゼネラルマネージャーより、2025-26シーズンのベルテックス静岡トップチームの編成についてご説明いたします。
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麻生卓志GMより

2025-26シーズン
チームロスター完了のご報告
いつもベルテックス静岡への温かいご声援、誠にありがとうございます。このたび、2025-26シーズンを共に闘うロスターが出揃いました。
さらなる高みを目指して残留を選んでくれたスタッフ・選手たち、そして新天地にベルテックス静岡を選び挑戦する事を決断してくれたスタッフ・選手たち、全員と率直に向き合い、真摯に言葉を交わし、想いを伝えさせていただきました。
それぞれの決断に感謝の意をお伝えすると共に、このメンバーと、そして皆さんと共に新シーズンを闘えることを心から嬉しく思います。
2024-25シーズンを振り返って
B2での2シーズン目となった2024-25シーズン。
新たに森ヘッドコーチを迎え、“強固なディフェンシブチーム” を創り上げる、というチームコンセプトの体現を目指し、プレーオフに進出。さらに、クラブとして初のプレーオフ勝利を掴み、セミファイナル進出まであと一歩というところまで登り詰めました。
シーズン途中加入を含め、新たに8名の選手が加入(育成枠除く)し、チーム構成が大きく変化した中でも全スタッフ・選手が自らの役割を果たし "日々1%でも前進しよう" という共通の想いの元、前向きに取り組み続けてくれました。その積み重ねにより、試合を重ねるごとに成長を遂げ、最後まで諦めない、観る人の心を動かすチームへと進化していったと感じています。
惜しくも目標には届きませんでしたが、全10名のスタッフ、特別指定・育成枠を含む全19名の選手、その誰ひとりが欠けても、このチームは成立しませんでした。
心より感謝を申し上げます。
1年目の森HC体制で築き上げた土台の上に、新シーズンはさらなる磨きをかけ、皆さまにより一層熱く応援していただけるチームを目指してまいります。
2025-26シーズンロスターについて

2026-27シーズンの「B.革新」を目前に控えた今オフ、チーム編成にもさまざまな困難がありました。複数年に渡って主力としてチームを支えてくれた選手の移籍も、このBリーグの変化の波が一因となっている様に感じています。
トップレベルでプレーできる時間が限られているプロ選手に対して、その中で最も成長出来る環境にトライする事は非常に重要な事だと深く理解しており、新たなチャレンジの道を選んだみんなが、新天地でさらにキャリアが華開く様、心よりエールを送りたいと思います。
スターティング5のうち3選手が移籍するという難しい状況のなか、森HCとは毎日の様に会話を重ね、また松永代表とも話し合い、変化を続けるマーケットに対して、タイミングごとに取れる最良の選択肢を模索しながら編成を進めてきました。
交渉のテーブルについてくれた全ての方々(スタッフ・選手問わず)に対して、森HCと協力しながらベルテックス静岡というクラブを、そしてチームコンセプト、チームの雰囲気などを真摯に説明させて頂き、その結果チームコンセプトを体現できる実力を持ち、人としても純粋に尊敬できる仲間たちが集まってくれたと感じています。
ベルテックス静岡というクラブ、そしてそのコンセプトや雰囲気に共感し、残留・加入を決断してくれた皆さんとともに、今シーズンもブレる事なく “超攻撃的チームディフェンス” を主軸とした闘いを展開してまいります。新シーズンも引き続きベルテックス静岡に熱く温かいご声援をどうぞよろしくお願いいたします。
チームコンセプト
”超攻撃的”チームディフェンス
攻撃的なディフェンスを仕掛け、トランジションゲームに持ち込み、ファーストブレイクでイージーなバスケットを量産します。
私たちの目指す ”超攻撃的” チームディフェンス/ベルテックス静岡のバスケットボールスタイルを実現するための3つのポイントとは。
1. チームプレー
個ではなく集団で戦う
2. ハードワーク
高いインテンシティを維持する
3. リバウンド
ディフェンスはリバウンドを獲得して終了する
チームスタッフ
ヘッドコーチ

2025-26シーズンも、森高大ヘッドコーチにベルテックス静岡を率いて頂きます。
2024-25シーズンは、森HCにとって初めてのヘッドコーチとなるシーズンでしたが、冷静で的確な采配の中に熱い情熱を込め、レギュラーシーズン34勝、プレーオフ進出、そしてプレーオフでの初勝利、という成果を導いてくれました。
日々、誰に対しても分け隔てなく誠実に接し、相手の立場を大切にした対話を続ける姿勢が、チームの信頼と一体感を育み、素晴らしい “TEAM” を創ってくれまた礎となりました。
新シーズンも、その姿勢を共にしながら歩めることを心から嬉しく思っています。
高いコーチング力・分析力・人間力を兼ね備えた森HCが、今シーズンも“彼らしく”、より熱く戦えるチームを築いてくれると信じています。どんな局面でも寄り添い、共に前進していけるよう、全力でサポートしてまいります。
アシスタントコーチ陣

今シーズンも、森HC体制1年目から共にチームを支えてくれた3名のアシスタントコーチに続投いただきます。
大石慎之介ACは、ファクンド前HCから森HCへの移行期において、選手・スタッフ双方への橋渡し役として見事に対応。また、コーチとして戦術理解、スキルアップ面での1年間の積み重ねは大きく、今季もコーチング面でもチームビルディングの面でも大きな“要”の1つとして役割を果たしてくれることを期待しています。
スコット・ヤングACは、森HCの戦術的なサポート役として冷静に助言を重ね、数多くの局面でチームを好転させてくれました。今シーズンは「アシスタントコーチ」と役職を変え、更にチームの成長を加速させてくれると期待していますし、派手さこそありませんが、今季も確かな存在感で勝利に貢献してくれるでしょう。
菊地敦友AC&スキルディベロップメントコーチは、選手のスキルアップにおいて大きな成果をもたらしてくれました。どうしても数字で表れてしまう選手の成長度合いですが、日々選手に寄り添いながら成長を促し、その結果シーズン終盤で成果が花開き、スタッツを向上させた選手も生み出してくれました。そこで止まることなく、新しいシーズンに向けて、選手がポジティブに準備できるのは彼の支えがあってこそだと感じています。
メディカル/フィジカル スタッフ

昨季は複数の大きなケガにより、シーズンにおけるチームプランを見直さざるを得ない状況がありました。新シーズンに向けては、怪我の予防、怪我をしにくい身体作りはもちろんのこと、発生してしまった怪我からの復帰をどのようにスムーズに、そして前向きに、そして何よりもレベルアップした状態で復帰させるか?を念頭に置いてメディカルチームを考えました。コーチ陣との連携をより強化し、上記の目標を達成できる体制を構築していきます。
チームコンセプトの1丁目1番地である「強い身体を作る」という点で、大きく貢献頂きました窪田邦彦S&Cコーチも継続してベルテックス静岡の土台を創って頂きます。時に厳しく、時に選手に寄り添っての伴奏は、創り上げたいチーム像を形にするには欠かせない存在です。
そしてメディカル面での根幹であるチームドクターに関しては、川合拓郎ドクターに継続して担当して頂きます。チーム発足から実に7シーズン目となります。R&O様のご理解のもと、今季も継続してご担当いただけることを大変心強く思います。ドクターとしての技術、そして細やかなコミュニケーション力は、クラブの大きな強みです。
また、今シーズンはヘッドメディカルトレーナーとして、立石泰崇トレーナーに加入頂きました。長年トップクラブで培ってきた経験をもとに、日々のケアからリハビリの管理まで、メディカルチームの中核を担っていただきます。課題であったメディカル体制のレベルアップに大きな期待を寄せています。
そして3年目を迎える阿部拓馬トレーナーには、アソシエイトトレーナーとして、日々の怪我の予防、ケアに加えスタッフ間の潤滑油としての役割を期待しています。過去2年間で築いた信頼関係を生かし、チーム内のハブとして、コミュニケーション、施術の実施を円滑に回してくれるでしょう。
チームマネジメント陣

昨シーズンは「池野雄人マネージャー兼通訳/糸魚川陽アシスタントマネージャー」の体制でチームを支えてくれました。適切なコミュニケーションの元、素晴らしい運営、管理を見せてくれました。チームがベストのパフォーマンスを出せる様に、常にチームファーストを体現してくれた2人、「静の池野」と「動の糸魚川」コンビの新シーズンの更なる飛躍に期待しています。
池野雄人トップマネージャー兼通訳は、3シーズン目となる新シーズン、「トップ」マネージャーに昇格。冷静な判断力と、試合では誰よりも勝利を渇望して「飛び出す」熱い経験豊富なマネージャー業に加え、通訳としても抜群の安心感があり、森HCとの2シーズン目も更に質の高い通訳業務をこなしてくれるでしょう。
そしてその池野トップマネージャーの元、大きく飛躍を遂げてくれた糸魚川陽マネージャー。今シーズンは「アシスタント」という肩書も無くなり、チームに不可欠な存在として責任感も増して新シーズンを迎えます。モチベーション高く、日々成長に貪欲に取り組む姿勢に今シーズンも大きな期待を寄せています。
PLAYERS
昨シーズンに築き上げた強固なディフェンスの土台を維持しながら、今シーズンはその強度をさらに高めること、そしてオフェンス面の改善にも重点を置いて編成を進めました。
継続選手9名に加え、新たに4名の選手を迎え、今シーズンをスタートします。
新加入の選手たちはいずれもハードワーカーで、人としての軸もしっかりと持ち合わせており、ベルテックス静岡が目指すバスケットボールスタイルにフィットする素養を備えています。
ともに闘うすべてのメンバーが日々 “化学反応” を起こし、毎日少しずつでも確実に前進していける、そんなTEAMづくりを目指してまいります。
ガード

今季のガード陣には、日本代表経験を持ち日本バスケ界を牽引してきた橋本竜馬選手、怪我からの完全復帰を目指す鍋田選手、そして高いキャプテンシーと豊富な経験を誇る新加入の柏倉選手が加わりました。
岡田選手の移籍により、スピードでディフェンスを切り裂くという武器は失いましたが、3選手それぞれが自分の持ち味を発揮できれば、ベルテックス静岡史上これまでにない安定感のあるガード陣を築けると確信しています。
まず#0 橋本竜馬選手とシーズン初めから共に戦えることは非常に嬉しく光栄に思います。人間力の素晴らしさは短い期間でも深く心に刻まれました。卓越した試合を見通す力、空間把握能力、スキル、そして何よりもハートの強さ、どれを取ってもベルテックス静岡にとって新しい価値をもたらしてくれる存在です。シーズン頭の“ゼロ”の状態から共にチーム創りをすることで、多くの化学反応を生み出してくれるはずです。
#25 鍋田隆征選手は、プレータイムが伸び始めたタイミングでの怪我という悔しい経験をしましたが、「強くなって戻る」という強い信念のもと、懸命にリハビリに励み、復帰間近な所までやってきました。コート外から試合を見つめることで得た学びも多かったと思います。その経験を前向きに今後の成長の糧とし、コートで元気に活躍してくれることを期待しています。
そして、新加入の#14 柏倉哲平選手は、安定感のあるゲームメイクが魅力のガードプレーヤーです。周囲を活かす広い視野や、前線から仕掛ける高いディフェンスインテンシティに加え、強いキャプテンシーを備えており、精神的なリーダーとしてチームの成長を支えてくれることを期待しています。まずは新しい環境に慣れることを最優先にしつつ、その中で “柏倉選手らしさ” を存分に発揮してもらえれば、選手としてもチームとしても、無限の可能性が広がっていくと感じています。
ウイング

ウイング陣には林選手を獲得し、更に強固なディフェンスを実践できるメンバーが揃い、昨シーズン築いた土台の上に “花” を咲かせるタイミングを迎えています。
#16 橋本尚明選手は、今季も「着火剤」として魂のこもったプレーでチームに火をつけてくれるでしょう。昨シーズンはシュートスランプに陥る時期もありましたが、努力を続けシーズンの終盤には確率を上げて見事復活を遂げチームに貢献してくれました。この経験も尚明選手の新しい武器になるはずです。チームの苦しい時に、尚明選手の背中がチームを鼓舞し、蘇らせる様な熱い活躍を期待しています。
#30 サイモン拓海選手も夏のアジアカップを経験することにより、更にレベルアップして帰ってきてくれるでしょう。入りだしたら止まらないそのシュート力は、ベルテックス静岡の大きな武器の一つとなりました。まだまだ25歳。様々なシチュエーションでのバスケットボールを経験することにより、選手としても人としても、まだまだ成長を続けてくれるでしょう。
最年少の#6 上村大佐選手には無限の伸びしろを感じています。その天性のシュート力は、放った本数が少ないとはいえ昨シーズン3P成功率50%を記録。この強心臓っぷりは教えて出来る様になる物ではなく、センスの片鱗を見せてくれました。今季はプロとして戦えるフィジカルづくりが課題ですが、これをクリアすれば一気に才能が花開く可能性もあります。そして彼がポジション争いを激しくすることは、チーム力アップにつながるでしょう。
加入2シーズン目を迎える#11 増田啓介選手も高いモチベーションでシーズンを迎えてくれます。昨季は増田選手自身にとって色々とトライし続けられた刺激的なシーズンだったと思います。強い身体から繰り広げられる高いディフェンス能力からストッパーとして活躍を見せた半面、アウトサイドシュートの不安定さに悩まされたシーズンでしたが、努力でその壁を乗り越えつつあります。新シーズンは相手ディフェンスをストレッチさせる事で、彼のコート上での重要性が増せるよう、更なるステップアップを期待しています。
そして新加入の#33 林翔太郎選手は195cmを誇るスモールフォワードです。大学生時代から注目していた選手になりますが、チームのサイズアップを達成できるだけでなく、攻守両面のエンドでインテンシティ高く闘える選手です。増田選手のプレータイムの負担軽減に林選手の加入は大きな影響を与えると考えており、質の高い3番ポジション体制を形成してくれます。前所属チームではキャプテンも努めた経験もあり、また大きな怪我を克服して完全復活を遂げてみせた経験などは誰でも語れることではなく、その経験を礎にチームの精神的支柱の一人になってほしいと期待しています。
ビッグマン

ビッグマンの陣容は2選手が移籍したものの、献身的なプレーで魅せるバローン選手、インサイドの要ブラント選手、そしてまさしくチームの支柱「キング」加納選手が残留。新たなスパイスとして加わったンドウ選手、シュナイダー選手と共に強固なインサイド陣を形成します。
まずは現役ノルウェー代表でもある#5 クリス・エブ・ンドウ選手。中外、どちらからも得点を奪う高い能力を持ち、ディフェンスでも2~4番までの相手を守ることが出来、チームに多くのオプションを与えてくれます。セルフィッシュな部分はなく、常に For the TEAM で闘い、チームの勝利につながる動きを常に考えて行動できる選手です。ドライブからディフェンスに穴をあけるかと思えば、鋭いバックカットから空いているスペースへ飛び込んで得点する。チームプレーヤーであると共に、クラッチタイムでの攻守に渡る活躍を期待しています。
今シーズンはキング#41 加納誠也選手も万全のコンディション万全でシーズンに臨める見込みです。昨シーズン、怪我の影響もありプレータイムが限られましたが、毎試合しっかりと準備をする姿は皆のお手本になり、そして一度コートに立てば流れを変える一発を決めてくれました。言葉とプレーで引っ張る存在として、今季もチームの土台をしっかり支えてくれるでしょう。
#22 バローンマーテル選手はその屈強な身体を張ったプレーで、昨季チームの信頼を勝ち取ってくれました。前所属チームとは違う役割を嬉しく受け入れ全うし、様々な部分で台頭を見せてくれました。新シーズンに向けては、ミスマッチ発生時のインサイドでの得点パターンなど課題を克服すべく、夏の間も汗を流し続けており、高いモチベーションを持ってシーズンインしてくれるでしょう。効果的なビッグラインナップを形成する鍵を握る存在として、期待は大きいです。
異色の経歴を持つ#10 ティム・シュナイダー選手、意を決してベルテックス静岡に加入してくれました。実に10年以上もドイツの強豪・アルバベルリンに在籍、そしてそこで育ったシュナイダー選手。初の海外移籍先としてベルテックス静岡を選んでくれました。高い身体能力から繰り広げられるファーストブレイク、豪快なダンク、ディフェンスをストレッチさせられるアウトサイドシュート、強固なリバウンド力、ベルテックスの目指すバスケットスタイルにフィットしてくれる素材を持った選手です。彼の加入によって2BIGの時間帯もスムーズな攻撃展開が可能となるでしょう。
そして最後は新シーズンもゴール下の番人として活躍する#26 アンガス・ブラント選手。明るい性格からチームを盛り上げる一方、いざ試合となれば強い責任感を持って身体をはりゴールを守り抜いてくれます。また現代バスケに置いて、彼のP&Rへのディフェンスはベルテックス静岡にはなくてはならない物になりました。攻守共にゴール下から反対のゴール下までを全速力で走り抜ける献身性を持つAB。新シーズンは引き続いての安定感を発揮し、そして精神的な部分でのメンター的役割にも期待しています。
最後に
チームコンセプトを明確に、チーム創りを始めて2シーズン目となる今シーズン。昨季の土台に“花”を咲かせる準備は整いました。バスケットボールの能力だけでなく、人としての魅力にあふれる選手たちが集まり、改めて感謝の気持ちでいっぱいです。
チームはシーズン中、本当に「人生」のように良い時期もあれば、悪い時期もあります。しかしそこで、自己中心的になることなく、チームとしてどうすれば良くなれるか?を各自が考え、そして仲間としっかり会話することによって、苦しい時間帯が成長につながるのだと信じています。
今シーズン集まってくれた誰もが For the TEAM を体現できるメンバーです。苦楽を共にし、一緒に成長していきたいと思います。そして、もし苦しい局面に直面したとしても、チームの背中を力強く押してくれる皆さまの熱い、デッカい声援があれば、どんな壁も乗り越えられると信じています。
皆さん、今シーズンも共に闘いましょう。
そして一緒にTEAMを創っていきましょう。
新シーズンもベルテックス静岡を
何卒よろしくお願いいたします!
ゼネラルマネージャー 麻生卓志