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【公式】ベルテックス静岡/VELTEX SHIZUOKA

VELTEX SHIZUOKA

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HOME > 2024-25シーズン終了のご報告と御礼


いつもベルテックス静岡への温かいご声援、誠にありがとうございます。

5月5日(月)に行われた、りそなグループ B2 PLAYOFFS QUARTERFINALS 2024-25 GAME3(対 富山グラウジーズ)をもちまして、りそなグループB.LEAGUE 2024-25 SEASONの全日程が終了いたしました。

結果は、レギュラーシーズン6位(34勝26敗)、そして2年連続のプレーオフ進出。QUARTERFINALSでは1勝2敗と惜しくも敗れましたが、シーズンを通してたくさんの成長と手応えを感じることができました。

まずは、ファン・ブースターの皆さま、オーナー企業はじめパートナー企業の皆さま、関係自治体の皆さま、日頃から我々を支えてくださっている皆さま、共に創り上げてくださっている皆さま、すべての方々一人ひとり本来であれば直接御礼を申し上げたいのですが、この場をお借りして御礼を申し上げます。

特に、QUARTERFINALS アウェー富山での試合では、遠方にもかかわらず多くのブースターの皆さまが駆けつけてくださり、会場がまるでホームかのような熱気に包まれました。現地で、そして静岡から声援を送り続けてくださった皆さま、本当にありがとうございました。皆さまの存在が、選手たちを突き動かす力となり、私たちにとって何よりの武器であり、財産です。

 


 

「登/昇」決意を胸に挑んだ一年


今季は、B1昇格という目標に自らの力で挑める最後のチャンスという位置づけでした。

「登」は目指す頂き、「昇」はそこへ向かう強い決意。シーズンスローガン「登/昇」には、そんな想いを込め、VELTEXという名にふさわしい高みを目指して、全員で戦い抜いてきました。

昨季の悔しさを糧に、森HCのもと新たなメンバーが加わり、「VELTEX STYLE」を磨き直しながら進化。長きにわたりB1で活躍されていた富山さん相手に、プレーオフクラブ史上初勝利を挙げれたことは、まぎれもない成長の証です。選手・スタッフ一人ひとりが持てる力を出し尽くし、最後まであきらめずに戦い抜いてくれました。

この姿勢こそが、地域の方々や応援してくださる皆さまに夢や希望を届けてくれたと信じています。共に戦ったこのチームを、私たちは心から誇りに思います。

 


 

さらなる高みへ


悔しい敗戦の裏には、“あと一歩”の壁がありました。小さな一歩に見えて、実はとてつもなく大きい。その差を埋めるには、日々の努力、マインド、想像力、そして行動が欠かせません。これはトップチーム(競技面)はもちろんの事、同時にフロントチーム(経営/運営チーム)にも当てはまると思っています。クラブ全体で、この経験を「惜しかったね」で終わらせず、VELTEX STYLEのさらなる進化に繋げてまいります。

 


 

クラブとしての成果と成長


クラブ全体としても、今シーズンは以下のような成果を挙げることができました。


ホーム平均来場者数 2,570名
(累計77,097名/前年比123%)

B1ライセンス交付
(クラブ史上初)

新アリーナ建設計画の進展
(2030年竣工を目指す)

マスコット「ベルティ」マスコットオブザイヤー2024-25 8位入賞

年間売上高10億円突破見込み



これらはすべて、支えてくださる皆さまの力があってこそ成し得たものです。

 


 

“ゼロからの挑戦”が静岡の未来を創る


私たちベルテックス静岡は、2019-20シーズンからゼロベースでスタートし、地域の皆さまと一歩ずつ成長を重ねてきたクラブです。

「サッカーの街」と言われる静岡で、バスケットボールクラブを根付かせるのは難しい 。そんな声も多くありました。しかし、皆さまと共に進んだこの6年間は、クラブと地域の可能性を証明する時間だったと確信しています。

私たちは1社大資本に頼るのではなく、地元の企業・自治体・そして市民の皆さまと“手を取り合って”創ってきたクラブです。これほど戦略的に、着実に歩みを進めてきたクラブは全国でも多くはないはずです。これは、静岡という地域が持つ力、そして皆さまのおかげに他なりません。そんなクラブ背景も含め、誇りに思っていただけたら幸いです。

 


 

新たなチャレンジの幕開けへ


2024-25シーズンを終えた今、私たちはクラブとしての未知なるフェーズに立とうとしています。来季からB.LEAGUEは構造改革期へと突入し、昇降格制度の廃止など大きな変化が訪れます。これにより、これまで当たり前だった「昇格・降格をかけた戦い」は大きく様変わりします。

こうした変化の中で、何を拠り所とするか。それは「自分たちの価値を、自分たちで証明し続けること」だと考えています。制度がどう変わろうとも、ベルテックス静岡が掲げる“地域に根ざしたクラブづくり”という軸はブレることはありません。そして、勝利や昇格という目に見える結果だけでなく、地域にどれだけ必要とされる存在か、未来の静岡にとってなくてはならないインフラになれるか―これらを問い続けながら、私たちは挑み続けます。

また、今シーズンB1ライセンスを取得できたことは、これまで積み上げてきたクラブ運営の総合力が評価された証です。しかしこれはあくまで通過点に過ぎません。真にB1クラブと肩を並べるためには、競技面はもちろん、経営基盤・地域貢献・人材育成といったあらゆる面で、より高い水準の価値を提供し続ける必要があります。

2030年の完成を目指す「静岡市アリーナ」構想も、その象徴のひとつです。このプロジェクトは、単なるハコモノ整備ではありません。静岡のまちに、新しい賑わいと経済循環を生み出す“エンジン”であり、そこにベルテックス静岡が核となって機能することを目指しています。

私たちはこのアリーナを「地域のワクワクの発信地」にしたい。そして、子どもたちが未来に夢を描ける場所にしたい。クラブがここまで大きな責任を持つのは並大抵のことではありませんが、だからこそ私たちは「やる意味」があると信じています。

 


 

最後に


改めて、2024-25シーズンもベルテックス静岡を応援いただき、本当にありがとうございました。

これからも“みんなのクラブ”として、そして静岡の誇りとして、全力で前に進んでまいります。

来シーズンも、引き続きの応援をどうぞよろしくお願いいたします。

共に成長していきましょう。


 

株式会社VELTEXスポーツエンタープライズ
代表取締役社長 松永 康太