ベルテックス静岡をご支援いただいているすべての皆様へ

日頃よりベルテックス静岡をご支援いただき厚く御礼申し上げます。
ベルテックス静岡発足5シーズン目、昨シーズンB3からB2に昇格を果たし、昇格初年度となる2023-24レギュラーシーズンは＜29勝31敗、率.483＞　14クラブ中8位という成績で今シーズンの目標であったプレーオフ進出権を掴み取ることができました。初のB2プレーオフでは多くのVELSTARの皆さんの後押しもあり、善戦するも最後は力尽きてプレーオフ一回戦敗退という結果となりました。

しかし、B2で圧倒的な成績を残したアルティーリ千葉（レギュラーシーズン全地区優勝 勝率.933）さんに対し挑戦者らしくすべてを出し切り、最後の最後までチーム/クラブ一丸となって戦い抜くことができました。

B2昇格初年度、クラブにとって未知なるステージであり全試合格上相手、苦しい試合の連続で特にシーズン中盤戦では接戦をなかなかものにできない試合が続きました。しかしシーズン終盤にかけチームは成熟し、格上相手が続く中15試合中10勝5敗とカムバックし、一気にプレーオフ進出圏内に浮上し進出権をチーム/クラブ一丸となって掴み取ることができました。

今シーズンを通じて、”B2で戦える土台を作る”という点では大きな自信と成果を得ることができたのではないかと思っております。チームはどんな苦しい状況でも互いを信頼しあい、誰ひとり離脱することなく最後まで”HUNGRY”に戦い抜いてくれました。加納キャプテンを中心とした全選手はもちろんのこと、ファクンドHC、エリアンAC、大石AC、ホアキン通訳、池野マネージャー、阿部、藤島、内田の3名のトレーナー、川合チームドクター、山地ディレクター、そして麻生GM、その他チームに携わっていただいたすべての方にはこの場を借りて御礼を申し上げるとともに、最大限の感謝を伝えさせていただきます。誰ひとり欠けても今シーズンの成果はなかったと思います。本当に素晴らしいチームでした。

クラブとしては、”スポーツで、日本一ワクワクする街へ。”という決して揺るがぬ理念のもと、今後も続く宣言として『WOW～静岡に未だ見ぬ驚きを～』をテーマに今シーズン様々な施策に取り組んでまいりました。トップチームの躍進と共に、下記の4点の大きな成果をあげることができました。

①入場者数の飛躍とHOME会場の熱狂創出
②マスコットキャラクターベルティの躍進
③静岡の未来を共に考える『THINK SHIZUOKA』プロジェクトの立ち上げ
④ベルテックス静岡U15 全国ベスト４　アンダーカテゴリーの躍進

<①入場者数の飛躍とHOME会場の熱狂創出>

▫️総入場者数：昨季/.34,103名　▶︎今季/62,889名
▫️平均入場者数：昨季/.1,218名　▶︎今季/2,096名
▫️最多動員数：昨季/.2,002名　▶︎今季/.3,493名

年間総来場者数はさることながら平均入場者数、最多動員数、すべての数字が昨シーズンを大きく上回ることができました。ホーム会場である静岡市中央体育館は既存席1,000席も満たない市民体育館です。そこを創意と工夫と決して少なくないコストをかけ、多くの方々のおかげもあり毎節非日常空間を作り続けています。今はまだコンパクトな会場ではありますが我々の圧倒的HOME熱狂空間は唯一無二であり、毎試合ベルテックスオレンジに染まり大きな声とクラップでの一体感のある”応援”は他のどこにもないオリジナリティのある空間であると自負しております。アンケート結果における来場者の声でもそれは明らかで、圧倒的熱狂空間に今後も磨きをかけていく所存です。

<②マスコットキャラクターベルティの躍進>

▫️Bリーグマスコット総選挙：昨季 17位/46クラブ　▶︎今季 10位/49クラブ
B1クラブも含む49クラブがエントリーしたマスコット総選挙で、ベルテックス静岡が誇る地域の人気者“ベルティ“が見事全体10位入賞という快挙を成し遂げることができました。ベルティは日頃から地域の保育園、幼稚園に訪問し、スポーツや身体を動かす楽しさを伝え続けています。それ以外にも地道な草の根活動を続けたことがベルティ自身の認知をあげ今回の結果に繋がったと思います。今後もさらに活動や露出の場を広げ、最終的には静岡を象徴する人気マスコットになることを期待しています。

<③静岡の未来を共に考える『THINK SHIZUOKA』プロジェクト>

ベルテックス静岡設立５周年記念事業として発足した本企画。～5年間の感謝と、この先の５０年。～
スポーツで日本一ワクワクする未来の静岡。どんな街になっていて欲しいですか？という問いに対して市民県民の声を広く集め、広く拡散するというプロジェクト。5/7現在ですでに1300通を超えるポジティブなメッセージが届いており、さらに本プロジェクトの意義に共感いただく企業様も多くいらっしゃいます。ワクワクする街の実現を推進するためには、多くの市民県民の皆様のポジティブな“声”が必要です。本プロジェクトを通じてしっかりと世の中に“声”を届けていけたらと思っております。

< ④ベルテックス静岡U15 全国ベスト４　アンダーカテゴリーの躍進>

2024年3月27日～31日に開催されました、B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2024にて、ベルテックス静岡U15が大会4位 という高成績を収めることができました。U15チーム発足から３年。トップチーム同様ゼロからのスタートにも関わらず、この短期間で本当に素晴らしい成長を遂げてくれました。トップチーム同様、素晴らしいコーチ陣に支えられ日々貪欲に練習に向き合ったからこその偉業だと思っております。今後はU18チームも発足させ、さらに未来に向けた育成に力を入れていく所存です。

以上、今シーズンもクラブとしてこのような素晴らしい成果を残せたのも、ベルテックス静岡を日々支え続けてくださっている、オーナー企業をはじめとするパートナーの皆さま、VELSTARの皆さま、ボランティアスタッフベルクルー、ベルカレッジの皆さま、行政協会関係者さま、フロントスタッフ、その他ベルテックス静岡を取り巻くすべての方々のおかげでございます。
重ね重ね本当にありがとうございます。

今シーズンも含め、チーム発足から５年。クラブ全体で愚直に一歩一歩積み上げてきた確かな土台と、自信を胸に、来シーズンチーム/クラブの目標はいよいよ”B1昇格”です。

“B1昇格”という目標は並大抵のチャレンジではないことは理解しています。
選ばれたごく一部のクラブでしか成し得ることのできない大きな壁です。
その壁を越えるためには、皆さまの力もそうですが今まで以上に地域の企業様の力が必要になってきます。　ビックチャレンジにはなりますが、クラブ規模的にも“B1昇格”を本気で目指せるフェーズまで成長することができています。

我々ならできる。
ALL静岡で、皆様と共に“B1昇格”という偉業に挑戦できたらと思います。

その偉業を達成するためには物理的なハードル（B1ライセンス取得）を越えなければなりません。静岡市行政様には下記B1ライセンス取得基準をクリアにすべく（新設アリーナ建設の確らしさの証明）動いていただかなくてはなりません。

・施設基準I.02 ホームアリーナ要件
5,000席以上収容規模単一アリーナ/同会場8割開催（30試合中24試合）
＞静岡市には該当規模会場なし。
※新設アリーナ計画がある場合は、以下の要件を満たす必要あり
●ライセンス判定時期から3年以内に着工もしくは5年以内に竣工の新設計画があること
●事業主体/土地などが明確になっており翌期申請(11月頃)までに対外発表可能であること

◆過去記事
https://veltex.co.jp/news/detail/id=46379?nf=0

来シーズン、”昇格なき優勝”を目指す訳にはいきません。
ライセンス面も、競技面も晴れて昇格を目指せるようさらに強くそして魅力的なクラブへ成長してまいりますので引き続きベルテックス静岡へ熱いサポート、そして熱い応援をよろしくお願い申し上げます。
 

改めて、今シーズン共に戦ってくださりありがとうございました。
来シーズン皆様と再びお会いできることを楽しみにしております。

株式会社VELTEXスポーツエンタープライズ
代表取締役社長 松永康太
2024.5.7